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2015/12/22

東京都立大塚病院 産婦人科

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子育てに理解ある病院と産婦人科チームの下で
医術も仁術も兼ね備えた医師へ

地域に根ざした先進医療を提供する東京都立大塚病院。2009年にMFICU(母体胎児集中治療室)を設置、2010年には近隣の3医師会と連携し、検診は診療所、分娩・手術は同院で行う地域連携システムがスタートするなど、特に周産期・新生児医療で目覚ましい進化を遂げています。
今回ご登場いただくのは、同院の産婦人科シニアレジデントとして勤務中に、同院で出産された濱田道子医師。医師、女性、そして母として、産婦人科医療にかける想いを伺いました

初期研修先として東京都立豊島病院を選んだ理由をお聞かせください。

濱田医師:大学卒業後には、出身地の東京へ戻って研修しようと考えていました。都内で働きながら専門医の資格も取りたいと思っていて、また、Common diseaseを幅広く診たかったので都立病院を何院か見学したのです。その中で実家にも近い豊島病院で研修をしたいと思い、入職しました。

産婦人科を専門科にするのは初期研修の頃から考えていたのでしょうか。

濱田医師:当時は、漠然と外科系を考えながら研修し、2年次の後半になって外科、泌尿器科、産婦人科の3科に絞り込みました。その中から産婦人科を選んだのは、「同じ女性として、より多くの女性を治したかった」ことや、「新たな命が産まれる瞬間に立ち会える唯一の科」であること、さらに、「更年期の悩みやがん治療まで、一生を通して女性を診られる」ことに魅力を感じたからです。

それでは、大塚病院で後期研修をしようと思ったきっかけについて教えてください。

濱田医師:産婦人科領域の中で特に周産期医療に興味があったので、新生児科と連携し、早い週数から妊婦さんを受け入れ、診療している当院を見学しました。そのとき、ベテランの男性医長が産後健診を行っており、早産の赤ちゃんを抱きながら楽しそうにお母さんと話をされている姿を見て、「私もこの病院で働きたい」と強く思いました。子育てをしながら働いている女性医師が多かったことも入職したいという気持ちを後押しし、東京都の東京医師アカデミーのシニアレジデントになりました。

入職の決め手は「子育てをしている女性医師が多い」とのことですが、何人くらいいらっしゃるのでしょうか。

濱田医師:産婦人科に新生児科の先生も含めると9人で、お子さんが3人もいらっしゃる先生もいます。私もその一人で、シニアレジデント3年目のときに妊娠 週まで働いてから、当院で出産しました。6カ月の産休の後、職場に復帰し、残りの後期研修修了後に当院の医員となりました。

現在の先生の主な仕事について教えてください。

濱田医師:産婦人科では月・水・金曜が手術日となっています。大塚病院では悪性腫瘍の手術は少ないため、毎週月曜日は東京都立駒込病院へ行き、手術を勉強させていただいています。火曜日は主に妊婦健診の産科外来を行い、水曜日は担当患者さんの帝王切開や良性婦人科手術などを行っています。金曜日は、健診で指摘を受けた方や他院から紹介された、がんなど婦人科疾患の外来を担当しています。
木曜日は胎児スクリーニングエコーをしています。近隣の3医師会(文京区、小石川、豊島区)と連携し、2010年からスタートした「東京都産婦人科地域連携システム(大塚モデル)」では、リスクの低い方は 週程までは近くのクリニックで妊婦健診を受け、 週以降に当院を受診いただくのですが、 週台に一度、エコーで胎児異常の有無を調べます。夕方にはNICUと合同カンファランスを行って、情報共有をしています。

貴院の産婦人科における特徴についてお聞かせください。

濱田医師:産婦人科には一般病棟の他に、総合周産期母子医療センターと呼ばれるMFICU(母体胎児集中治療室)が6床あります。そこでは、部長または医長、8~ 年目の医師、現在4名いるシニアレジデントの計3~4名で構成される4チームが、交代で母体搬送の受け入れ当番をしており、シニアレジデントはファーストコールを担当しています。
病棟業務と日々のスケジュールの合間に、MFICUの患者さんを後輩と一緒に診て指導をするなど、かつて私がレジデント時代に先輩にしていただいたようなバックアップも行っています。

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