Dr.渡の国試に役立つ漫画講座

2015/08/14

渡ですkira01

受験生と言えども息抜きは必要です。
趣味で漫画を読まれる方も少なくないでしょう。
…ということで!今回は漫画を読んでいる時も
勉強につなげていこう!という作戦です(笑)
漫画にも好みがあると思いますが、本ブログでは
「いかに国試に役立つか」という視点から
独断偏見で評価してまいりたいと思います☆

それではれっつらごー!

1. マンガで分かる心療内科
国試対策度:★★☆☆☆
かわいい絵柄と、親しみやすいギャグや下ネタで心療内科の勉強ができます!
精神科についての知識も出てきますが、どちらかというと心理学的な内容が多いため
雑学としての意味合いが強いかもしれません。ということで★2つ。
しかし統合失調症やうつ病の症状についてちゃんと勉強できると思います。
とにかく読みやすいので、気晴らしにも勉強にもなる良作です!
個人的には原作者の先生のお人柄がにじみ出るような
優しい面白い内容で、すごく親しみが持てる作品でした(* ´艸`*)

2. いちえふ 福島第一原発発電所労働記
国試対策度:★★★★☆
医療漫画ではないのですが、これはぜひ読んでいただきたい作品ですね!
福島第一原発事故後、現地で働く放射線作業従事者のリアルな体験記となっております。
公衆衛生や放射線で習う放射線防護の考え方、職業被ばくなど、普段なじみがなく
イメージし辛いところの現状がイメージできるようになると思います。
自分は産業医でもあるので特に興味深く読ませていただきました!
最近の国試は人間力を試す問題が増えていることを踏まえ、
医療漫画でもないのに★4とさせていただきます。
ただ、基本的にかなり文字が多いので、
息抜きというよりはかなり勉強に近いニュアンスになるかとは思います(笑)

3. ブラックジャックによろしく
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国試対策度:★★★☆☆
医療漫画の中でもかなり社会派色の強い作品だと思います。
表現にはかなりの誇張や過大な表現もあるように感じますが、心を動かすシーンの多い名作です。
前述の通り過大な表現もありますが、混合診療の禁止や医療費の問題など国試に関わるテーマもあり。
医師側、病院側の描写にはかなりの誇張を感じましたが、
患者の描写に関しては症状としても心理としても
かなりリアルに描かれていると思いますのでその辺も勉強になるかなと思います。
何より、原作者の佐藤先生が二次利用を完全に自由にしているため、
無料で読むことができるというのも大きいですね。この作品が無料というのはすごい。
著作権フリーということで、早速本ブログでも転用させていただきましたm(_ _)m

4. コウノドリ
国試対策度:★★★☆☆
ブラックジャックによろしくに比べると医療問題というよりは
患者心理に沿った人間ドラマが中心になっている印象の作品です。
やはり産婦人科はドラマになりますなあ~~kira01
医学用語もバンバン出てきますし、107回で出題のあった18trisomyも出てきます。
元はといえば友人の産婦人科医の勧めで読んでみた作品なので、プロのお墨付きです☆
そして10月からテレビドラマ化されるようです!ご興味のある方はぜひ!

5. はだしのゲン
国試対策度:★☆☆☆☆
はだしのゲンが国試対策になるなら
漂流教室あたりも国試対策になるような気もしますが(笑)
いちえふ同様、基本的には原作者の中沢先生の実体験となるので、
これも主には放射線障害のリアルが分かる漫画だと思います。
おそらくこれを読めば、脱毛と粘膜炎が早期障害であることは一生忘れないかと…。
それくらいインパクトの強い作品です。

とりあえず今回はこの5作をご紹介!
漫画はよく読むのでまたご紹介できるものがあれば紹介させていただきます。
Dr.渡の国試に役立つ漫画講座Vol.2、こうご期待(笑)
漫画好きの皆さん、もしおすすめがあったらご紹介もお待ちしてますw02