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2016/12/27

111回国試攻略vol.18 精神科編

~111回国試攻略講座のお約束~
※「対策」は近年よく出てる疾患や各教科の勉強の仕方をお伝えします。
こちらの方は頻出疾患を主に紹介していますので出る確率は高いはずです。
※「ワンポイント」は頻出疾患じゃないので知らなくても当たり前です。
最低限の知識はお伝えしますので読み物として。
※絶対みんなで合格しましょう!!

それでは第18回、「精神科」行きます!

■ 対策の仕方
精神科は出題数が比較的多いため、同じ疾患を複数問出すことができます。
出題頻度が高いのは「統合失調症」「うつ病」「せん妄」です。毎年各疾患2問程度ずつ出ます。
ただ、ほとんど倫理問題に近いような出題も多いですし、
病態的にもシンプルで差は付きにくいでしょう。
逆に落とすと痛いので優先的に勉強しましょう。

精神科は今も昔も倫理・常識問題が比較的多いので大きな難易度変化はありません。
例えば不眠(睡眠障害)思春期のトラブル
なんかも毎年1問は出ますが落とす人は少ないはずです。

苦手意識を持たれやすい分野としては「検査(自記式か口頭式かなど)」
とんでもなく大変な分野ではありませんし、勉強しておけば
1点は取れる(1問は稼げる)ので直前にでも見ておいた方がいいと思います。
薬物治療についても難問を出そうと思えば出せるでしょうが、
現状難しいのは躁病くらいでしょうか。
あとよく出る疾患の中では発達障害。例年1問は出ています。
近年は世間的な注目度の高さを踏まえてか
知的障害とどう違うのか、どんな疾患を含むのか、など
細かい知識まで要求してきますので比較的難問が目立ちます。曖昧な人はご注意を!

■ ワンポイント
1 アカシジア、遅発性ジスキネジア
前者は随意運動、後者は不随意運動という違いがあります。
いずれも抗精神病薬の副作用。定型抗精神病薬の方が出現しやすいです。
精神科の薬剤の副作用はよく出題されるのでお話しておきます。

アカシジアは静座困難と訳されます。抗精神病薬の内服を始めて比較的早期に出る。
むずむずするような異常感覚が出現し手足を動かさずにはいられなくなるもの。
症状的にはむずむず脚症候群と全く同じです。
抗精神病薬によりドパミンが低下し起こるとされてます。
一方遅発性ジスキネジアは名前の通り抗精神病薬の内服から数か月~数年の経過が出現します。
口をモグモグさせたり唇をすぼめたり手の回内回外を繰り返したりするもの。
ドパミン遮断薬を長期に使うことで、逆にドパミン受容体の感受性が亢進し
ドパミン過剰のような状態になることで出現するとされています。

2 身体表現性障害
身体化障害、心気障害などが含まれます。
身体化障害とは痛み、苦しみなどの症状があり長期に持続するが、
どんなに検査しても原因が分からないもの。
心気障害(心気症)とは自分が重病であると思い込んでしまうもの。
ちなみに心身症というのは胃潰瘍や片頭痛のように
発病に精神的ストレスの関与が大きい「身体」疾患のことを指すため
名前は似ていますが心気症とは全く違う概念ですし身体表現性障害にも含まれません。

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