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2017/01/10

読書記録~つんく♂編~

年末年始にしたこと
・講義用のテキストとか資料を作る
・ガキ使を観る(サンシャイン池崎wwwww)

そして「本を読む」。
読んだのはこれだあ!
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つんく♂さんの最新の書籍で、喉頭癌の宣告から、喉頭摘出をするまでの記録です。
癌のこと、摘出のことなど公表されているのでご存知の方も多いかと…。

つんく♂さんと言えばハロプロのプロデュースが有名ですが
シャ乱Qのボーカルとしても大活躍した有名な歌い手さんですね。
「ズルい女」は私の持ち歌の一つでもあります。
最近カラオケといえばもっぱらチャゲアス縛りなのであまり歌っていませんが!
※渡のチャゲアス愛はこちらからどうぞ→例のニュース

国試の勉強をするにあたって、やはり機械的に覚えるだけではなくて
疾患のイメージをつかむということはとても大切なように思います。
その疾患の人がどういう症状に悩まされるのか、どういう治療をするのかなど、
とても詳しく書かれていたので、大変勉強になりました。
もちろんつんく♂さんの仕事美学や家族愛などの話もとても興味深く読めましたし、
癌を宣告された時、喉頭摘出しなければいけない時の患者の心境など、
医者としても読んでいて身の引き締まる思いがしました。

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放射線治療中に静脈栄養・経管経腸栄養管理の必要性が最も低いのはどれか。
a 上咽頭癌
b 中咽頭癌
c 舌癌
d 歯肉癌
e 口腔底癌
f 下咽頭癌
g 声門癌
h 頸部食道癌

声門癌だけ仲間はずれ(食べ物の通り道ではない)なのでなんとなく選べた方も多いgが正解。
つんく♂さんはまさに声門癌で、まずは放射線治療を受けられていました。
たしかに静脈栄養、経管経腸栄養はなさらなかったようなのですが、
それでも声門部に照射する以上どうしても食道にも少し当たってしまうので
嚥下困難は出るようです。逆に静脈栄養や経管栄養をしないからこそ
痛くても飲み込み辛くても経口で食べなければいけないのでかなり辛かったみたい。

つんく♂さんが受けられたのはトモセラピーというIMRTとIGRTを組み合わせた治療のようで、
正常組織の被曝が非常に少ないというのが教科書的な特徴ですが、
それでもやはりゼロにはできないのです。
※IMRTとIGRTは111回国試のねらい目でもあります→111回国試攻略vol.19 その他マイナー編
頭頸部は放射線が大事!放射線は手術より低侵襲!というイメージが強いですが
受ける患者さんの苦痛が無いわけはない。教科書には
「低侵襲」の一言で済まされていても、
やはり一人の医者として、実際の患者さんは
「楽じゃない、楽なわけない」ってことを念頭に置いて診療しなきゃなと思いました。

つんく♂さんの本、ご興味がある方は是非読んでみて下さい。

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