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2017/07/18

すっかり夏ですね

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夏は楽しいイベントが沢山ありますので、
皆さんもお出かけや旅行の機会などがおありなのではないかと思います。
現役の方は夏休みで勉強を大きく取り返すチャンスでもあります。
お出かけや旅行を全力で楽しむコツは「やるべきことをちゃんとやっておくこと」です。
サボってしまうと罪悪感が残ってしまいます。全力で遊ぶために普段から少しずつ勉強してみて下さい。
浪人の方も含め、様々な意味で皆さんの夏が充実したものになることをお祈りいたします。
私もいくつか遊びに行ったりする計画がありますので、またブログなどで扱っていきたいと思っていますkao07

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神社。夏祭りの前にはお参りに行ったりしてます。
綺麗な、のびやかな竹があったので思わず撮影!
竹と言えば国試的にはbamboo spine。脊椎関節炎で見られる所見です。
背骨や椎間板で炎症が起こることにより、
骨が固くなったり角が取れたりして竹のように見えることから名づけられています。

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42歳の男性。4年来の腰痛で来院した。最近,特に起床後約3時間は疼痛が強いが,運動後は軽快する。
父も40歳代から腰痛に悩んでいた。Hb11.4g/dl,白血球6600。赤沈52mm/1時間,
リウマトイド因子陰性。腰椎X線単純写真を別に示す。
診断確定に有用な検査はどれか。

a 血清蛋白免疫電気泳動
b HLAタイピング
c 逆行性尿路造影
d 骨シンチグラフィ
e 骨髄生検

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というわけで本物のbamboo spine。おお、確かに似てる!(正解はbです)

脊椎関節炎は、脊椎炎に加えて全身の関節炎、腱付着部炎などを伴う疾患群の総称です。
いずれもHLA-B27が陽性になりやすく、一方で抗核抗体やリウマトイド因子は陰性となります。
以前は「血清反応陰性関節炎」と呼ばれていましたが、
これは自己抗体系がことごとく陰性であることに由来します。

脊椎関節炎を勉強する際に心がけて欲しいのは、「脊椎関節炎=強直性脊椎炎」と思い込まないこと
強直性脊椎炎は脊椎関節炎の一種に過ぎません。脊椎関節炎と言われる疾患概念の中には
乾癬性関節炎や反応性関節炎なども含まれます。むしろ110回で乾癬性脊椎炎が、
111回で反応性関節炎が出題されており、
近年はこれらの疾患の方が重視されている印象を受けます。
今回扱った問題は見ての通りかなり古い問題ですが、
強直性脊椎炎を主役にした問題はこれが最後の出題です。なんと30年近く出ていない。
脊椎関節炎の代表格ですから常識として知っておくべきですが、
近年の国試に対応するためには乾癬性や反応性の方まできっちり勉強しておきたいですね。

アレルギー膠原病はほとんどCBTで扱った疾患ばかりの教科ですが、それに加えて
この脊椎関節炎を勉強しておけば自信を持って得点が稼げると思います!

旅行先で竹を見かけた際には、強直性脊椎炎のこと、思い出してくださいkira01

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