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2017/03/13

【神奈川】 汐田総合病院 1年目 粟井 章博 医師

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4カ月の総合内科&1カ月の救急科研修で、
common diseaseと治療を深く学ぶ

汐田総合病院の研修プログラムは、導入研修として4カ月の総合内科研修」と、「1カ月の救急科研修」が特徴的です。最初の5カ月間で、その後の19カ月の初期研修に向けた足固めをするためのもので、総合内科で医療の基礎を学び、救急科では上級医のサポートの下で自力で患者さんの診療にあたります。
総合内科をまわっている時に驚いたのは、肺炎や尿路感染、敗血症などの感染症の患者さんが多いことでした。治療に急を要する疾患か否かを見極めながら診療しなければならず、common diseaseを深く学ぶという意味でとても有用でした。
救急科研修では、自分で鑑別を挙げて治療方針をまとめ、上級医の確認と指導を受けるという手順を1カ月間みっちりと学べます。当直などが始まると学べる時間がなかなか取れないので、この期間に集中してできたことはすごく良かったです。この研修で治療の流れを頭と体にしっかりと叩き込むことができました。
この5カ月間の研修は、次にまわった消化器内科でも役立ちました。基礎を学ばないままに各科の研修に入ってしまったら、日常的な疾患を深くとらえて鑑別を行えるまでにはなれなかったのではないかと思っています。

患者の受け持ちで
カルテ記載等を数多く実践

汐田総合病院では、研修医が行える範囲があまり決まっていないため、希望を言えば患者さんをどんどん担当させてもらえ、指導をしていただけます。カルテも研修医なりにまとめられるので、栄養科やリハビリテーション科、ソーシャルワーカーの方からの記載を含めながら自分の考えで書くことができます。

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月1回、研修医が経験した手技や
当直に必要なスキルをチェック

研修医へのバックアップは、臨床研修委員会で行っています。毎月1回、研修医と指導医に加えて院長、副院長、研修担当事務が一堂に会し、診療した患者数や疾患、指導医やメディカルスタッフとのコミュニケーション、次の目標など、研修が適切に行えているかを評価する場です。そこで診療へのフィードバックをいただくこともあり、意外な指摘から指導医の先生方の本音を聞くことができるなど気付かされることが少なくありません。また、研修医からの要望や提案も聞いていただけます。
研修医が経験する手技の数も正確にカウントされ、偏りが起きていないかを委員会で確認していただけます。不足している手技があると積極的に研修医をコールすることになっていて、中心静脈カテーテルの挿入、腹水穿刺、マーゲンチューブの胃内挿入、尿道バルーンなどをまんべんなく経験することができています。
同様に当直も、委員会でスキルの見極めが行われます。1年目を過ぎた頃から研修医がファーストコールを受け、徐々にレベルアップしていきます。委員会では患者さんの受け入れや帰宅の判断、鑑別診断などを項目ごとに議論し、研修医が一定の力量に達しているかを判断します。

持ち回りで症例を発表する
「週2回の合同カンファレンス」

勉強会は、毎週火曜日朝に「脳神経外科と神経内科の合同カンファレンス」、毎週金曜夕方には「内科・外科合同カンファレンス」が開催されていて、いずれも医師が持ち回りで症例を取り上げて議論します。その他に、週1~2回はWeb講演などで著名な先生方の処方のポイントなどを学ぶことができます。
総合内科の研修中は、研修医が担当する患者さん全員の現状と問題点、今後のアプローチ方法や退院予定などを自分なりにまとめてカンファレンスで発表しました。患者さんの状況を詳細に把握でき、指導医の考え方や視点などにも触れられて、とても有意義でした。

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