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2017/07/05

【大阪】北摂総合病院 2年目 高 雅俊医師

初期研修の今こそ蓄積すべき要素があふれる環境

先日、救急外来で術後の頸部痛を訴える方が来られ、硬膜外麻酔の合併症が疑われました。鑑別が難しい症例でしたが、私はそれまでの救外で頸椎偽痛風(Crowned dens症候群)を経験しており、そのことを進言しました。
CT検査などの結果、同疾患の確定診断が得られ、原因も突き止めることができました。珍しく先生方にもほめてもらえ(笑)、うれしかったですね。
他に印象に残った症例では、common diseaseの中でもこれから周知が広がっていくであろう一過性全健忘(TGA)がありました。何の前触れもなく、突然数時間前からの記憶がなくなってしまう疾患で、脳のMRIを撮り、海馬に異常亢進が認められて発覚するものです。ほかにもレミエール症候群や細菌性髄膜炎など、経験がなければ鑑別できない多彩な疾患に出会いました。
難しい症例があると、どんな鑑別診断の方法があるかをより詳細に考え、どのくらいの頻度で起こりやすいのか、リスクファクターは何かなどを症候ベースで一から見ていくことが必要です。また術後合併症のリスクについても、すべての起こり得る可能性を頭に入れていくことが重要であり、症例を経験することで深まります。
そうしたプロセスを積むことが医師としてのベースになっていくわけですから、豊富な症例があることの重要性を感じる毎日です。初期研修の今だからこそ蓄積すべき貴重な要素があふれているのが北摂総合病院の環境だと実感していますね。

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■クローズアップ①

研修プログラムのカスタマイズやプラン変更も可能!

研修プログラムは選択の自由度がとても高く、興味がある診療科の期間を延長したり、希望する進路を考慮したプランに組み替えたりするなどの工夫が可能です。その時の心情や体調によってもカリキュラムをアレンジできるなど柔軟性に富んでいて、少人数での研修体制だからこそ可能な仕組みといえます。他の研修病院では各科を1~2カ月でローテーションするのが普通ですが、北摂総合病院では週単位でのローテーションもOK。眼科2週間、皮膚科2週間といった短期での区切りや、じっくり時間をかけたければ3~4カ月腰を据えて学ぶのもOK。ちなみに私は進路として整形外科を考えていて、2年目は同科に比重を置いて5~6カ月を組み込みたいと考えています。


■クローズアップ②

研修医の向上心に積極的に応えてくれる勉強会!

「モーニングカンファレンス」は毎朝7時半から研修医対象で実施。前日に経験した症例をそれぞれ発表し合い、指導医からフィードバックをいただけます。これまで毎日継続してきて、プレゼン力は当初よりも成長できたのではないかと感じています。また隔週で月2回行う「ERカンファレンス」は研修医の要望に応えてもらって始まったカンファレンス。ERについて、上級医からのフィードバックを定期的にもらえる仕組みがほしいとの提案を研修医から出して、昨年からスタートしました。ほかに毎週開催の「内科カンファレンス」や、多職種連携の勉強会や研修、また学会発表も希望すれば参加が可能で、個々の研修医の向上心に積極的に応えてくれる風土が満載ですね。

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