【神奈川】湘南東部総合病院 2年目 山岡 周平医師

2017/07/05

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内科も外科も助手として多くを経験できる消化器科に魅了!

医学部5年の地域医療実習で3日間お世話になったのですが、スタッフの方がとてもフレンドリーで丁寧に接してくれて、働きやすい病院という印象を受けました。「分からないことは何でも聞いて!」と言っていただけて、質問にも丁寧に答えていただき好印象だったのです。
研修の1年目を終え、進路としては消化器内科に興味が湧きました。当初は糖尿病分野を考えていたのですが、湘南東部総合病院での研修で思いが変わりました。5月から2カ月間消化器内科をまわり、そこで内視鏡にも積極的に触らせてもらえ、ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)やTAE(経カテーテル的動脈塞栓術)の助手をはじめ、イレウス管の挿入も経験。内科的な手技を積極的に実践することで面白さを感じるようになったのです。
消化器内科は手技の幅も広く、内視鏡治療の実用範囲は今後さらに広がると思います。消化器疾患の患者さんが多いことも含め、湘南東部総合病院の研修でやりがいを実感することができました。
また消化器外科では、チームのオペに第1助手として数多く参加させてもらいました。一般的に第1助手に立つまでには何年もかかることが多い中で、先生のサポートを受けながら、30件以上のオペで第一線に立てたのは貴重な機会でした。
こうした手技は、確かに将来、自分が進む科に必要ないものもあるかもしれません。しかし、だからこそ初期研修でこうした経験を得ることは重要と感じます。医師としてのスキルの幅を広げられる意味でも、現場で積極的に手技を実践できる湘南東部総合病院は恵まれていると思いますね。

望めば望むほど、現場で多彩な症例を経験できる

湘南東部総合病院では、研修医であっても良い意味で1人の医者として扱われます。そのため普段から実践的に患者さんに向き合うが場が多々ありますので、自ら能動的に勉強していく意識が欠かせません。研修の自由度が高い分、自分で考え、行動に責任をもって動く意識が日常レベルから必要なのです。
研修でローテートする中では、上級医が1人という科もあります。そして上級医が外来に出ているような時には、自分が病棟番として個々の患者さんに向き合うことになるのです。突発的な事柄にも自分だけで対応し、院内ラウンドにも1人で出ていきます。
その過程で、毎日自分でアセスメントを行い、上級医に報告していく経験を重ねたことが自身の確かなスキルとなって備わってきました。2年目になった今、自ら診療し、自身の判断をもとにオーダーを行い、様々な症例に冷静に対処することができています。
湘南東部総合病院は大規模な市中病院ほど医師の数は多くありませんし、大学病院のような教育病院でもありません。でもその分、指導医を研修医がひとり占めでき、豊富なキャリアをもつ先生方にいつでも教えていただけるメリットがあります。そして自分が望めば望むほど、実際の現場で多彩な症例を経験でき、圧倒的な学びが得られる病院だと思います。

上級医とのペア行動だから吸収できるものがある

上級医や看護師をはじめとするメディカルスタッフとの距離が近く、普段から何でも質問しやすい環境です。そして上級医とペアになって行動することが多く、常にマンツーマンの指導をしてもらえる良さがあると感じています。
1年目の消化器外科の研修では、イレウスで救急搬入された患者さんに対して、万全の準備をして夜を迎えたのですが、朝方に急変してしまった例がありました。十分な対応だったのか自問自答するとともに、先生から対処法についてのフィードバックと細かなアドバイスをいただけました。
こうした実際の症例でのレクチャーのほか、先生方からは働く上での医師としての心得の部分も日頃から教わっているように思います。
上級医は、常に患者さんの思いに寄り添う中で行動し、何かあればすぐに駆け付け、疾患に対する安易な予測や決めつけは絶対にしません。医師としての大切な姿勢について、行動を共にするからこそ感じられることが多々あるのです。
ペアで仕事をさせていただくことによって、働く姿を間近で見るだけで勉強になり、机の上だけでは学べない大事なことを吸収している毎日です。

有名な整形外科とリハビリの充実

湘南東部総合病院には同じ敷地の中に、外来専門の機能をもつ「湘南東部クリニック」が併設されています。同クリニックには、風邪や発熱などのcommon diseasesの患者さんが予約なく数多く来院。1つのエリアの中に、そうした「まちの診療所」と病院があることにより、違った切り口での経験ができ、有意義に感じています。
指導医がクリニックで外来診療にあたり、入院が必要な患者さんが出ると病院に連絡が入り、こちらで入院準備の対応を行います。いわば地域に必要な病診連携が同じ場所で経験できるのです。
また湘南東部総合病院は、整形外科が有名ですが、リハビリスタッフが多いのも特徴で、すべての患者さん一人ひとりにリハビリスタッフがついて細かく支援しています。運動障害や嚥下障害、高次脳機能障害などのリハビリ治療だけでなく、装具や義肢、車椅子の作成も積極的に実施。また医師も、ボトックス注射によって脳血管障害の上下肢痙縮に対する治療を行うなど、質の高さには定評があります。私は将来、実家のクリニックを継ぐ予定でもあるので、患者さんの入院から回復期までの一連のプロセスに携わることができるのは有意義です。
湘南東部総合病院では研修医も、自分で判断して行動できる場面や時間が多くあり、私はできるだけ患者さんのそばに行くことを大事にしています。
自らの意志に基づいて思いや考えを実行に移すことで、研修の中での成長の度合いも違ってくると思います。そうした自主性を養えるのが湘南東部総合病院の研修であり、自分から周囲に能動的に働きかけていくことで、どこまでも成長させてくれる病院だと日々感じていますね。

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1人当直で各段に上がる鑑別のスキル!

当直のスタート時期は1年目の5月で、基本時間帯は午後5時半から翌朝まで。上級医である内科・外科の専門医各1名と研修医1名の体制で、週1回・月5回の頻度で実施しています。湘南東部総合病院は2次救急ですが、実際には2.5次救急という感じの救急症例が数多くあります。基本的に研修医がfirst touchから携わり、救急車の迎え入れから自分で方針を考え、自分のオーダーによってスタッフに動いてもらい、病態をアセスメントした段階で上級医にコンサルトする流れです。最初はプレッシャーもありましたが、1年目の夏を越える頃には慣れてきて、冷静に対処できるようになりました。当初は腹痛の患者さんを前にしても何をすれば分からない状態だったのが、画像所見の取り方など鑑別のスキルが上がったことを実感できています。

現場から学べる「デスカンファレンス」

上級医が研修医向けに症例発表を行う「クリニカルカンファレンス」や、死亡症例について発表・検討する「デスカンファレンス」が月に4~5回のペースで行われます。入院して亡くなるまでの経緯を振り返り、その原因についての特定をはかっていくデスカンファレンスは、現場的な学びが豊富にあります。ほかに週に1回、研修医が症例を発表する「内科症例検討会」は、フランクな雰囲気で上級医に質問でき、新しい知識が得られる貴重な場です。また、研修医は、年に1回学会発表の機会をいただくことができ、私は昨年、循環器領域の「急性心筋梗塞を緊急カテーテルでリカバーした症例」についてプレゼンしました。さらに冬には研修医が1症例ずつ、院内のすべての先生に向けて発表する勉強会もあり、研修を深める上での良い刺激になっています。

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夕方にのんびりと江ノ島のほうに足を伸ばせば、
人気のパンケーキを並ばずに味わえる楽しみも!

―湘南の人気エリアに病院がありますが、休日はどんな風に過ごしていますか?

山岡医師:病院のスタッフにも海が好きな方がいっぱいいて、なかには「朝サーフィン」を楽しんでから出勤する人もいます。私の自宅も海まで歩いて5~6分で、電車や車でちょっと足を伸ばせば江ノ島もすぐそこです。休みの日には気分転換に海まで散歩に出かけることもあります。湘南東部総合病院は土曜が休みではないのですが、勤務日数が多い分、平日は定時の5時半で帰れるように考慮してくれているんです。仕事が終わって、夕方にのんびりと江ノ島のほうに足を向ければ、有名なパンケーキ屋の人気メニューを並ばずに味わえる楽しみもありますよ。

―うらやましい! ほかに近隣のおすすめスポットなどがあれば教えてください。

山岡医師:個人的には辻堂にある「テラスモール湘南」かな。大きなショッピングモールで、シネコンもあるし買い物も楽しめて、貴重なブランドもたくさんあるようです。それと、おすすめグルメでいえば、私のお気に入りは茅ヶ崎駅の近くにある、中華の「大龍」ですね。いわゆる町中華のお店ですが、麻婆定食とチャーハンが特に美味しい! 週に3~4回はお世話になっているほどなんですよ。

―山岡先生の目指したい医師像を教えてください。

山岡医師:どこまでも身近な存在で、「いて当たり前」と思ってもらえるような医師になりたいですね。うちは父が開業医で、今も実家で一般内科と小児科のクリニックを開いています。私自身、人から感謝される仕事がしたいと思った時に、やはり近い存在に父親の姿があり、医師を目指したいと思いました。だから、地域の方々にとって常に身近に感じてもらえる医師を目指したいですね。

<Around the Hospital>
■湘南海岸・江ノ島
茅ヶ崎市から鎌倉市にかけての海岸で、古くから日本を代表する海水浴場が開け、サーフィンの好ポイントとして全国的に有名。江ノ島や湘南海岸公園など、海を楽しむ格好のスポットが盛りだくさん!

(2017年7月掲載)