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2017/07/05

【神奈川】康心会汐見台病院 後期2年目 田中 克侑医師

小児科は6名の常勤医と
複数の専門外来医がいる充実体制

————小児科が病院の強みの一つでもあると聞いてます。

田中医師:常勤医師は6人。小児科全般を診ますが、血液、新生児、代謝疾患の中の遺伝、腎臓とそれぞれの専門をもった先生とレジデントが2人です。レジデントが病棟患者を主体的に診て、困ったら上の先生に相談をするスタイルとなっています。外来にも、循環器、腎臓、神経、精神の専門医が来られる日があるので、担当小児患者にたんぱく尿が出た時や、違和感のあるまひが生じた時に相談しました。常勤と外来の医師で小児のほとんどの疾患がカバーできている状況です。小児科は子どもの内科全般のようなものなので、内科系の先生とは接点がほとんどありませんが、リハビリテーション病棟の理学療法士さんには、拘縮の強い担当小児患者のリハビリプランを提案していただくなど、お世話になっています。

————小児科の初期研修はどのような内容ですか?

田中医師:レジデント2人で担当している小児患者を、まずは1人から担当してもらい、100%マネジメントができるようになることを目標にします。緊急時やわからないことがある時は、もちろん手伝いますし、指導やフィードバックもしますが、僕らの下という意識ではなく、同じ立場で、採血、点滴などから、時間がある時には勉強もして、退院の目標をいつに設定するか、さらには喘息なら退院後のコントロールまでを考えて主体的に診療に携わり、慣れたら1人ずつ担当患者を増やしていく指導方法です。小児の救急も、風邪から、喘息、肺炎、胃腸炎などの2次救急の患者までがまんべんなく来院し、よくある疾患が学べるので研修医にはちょうど良い環境だと思います。

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————メディカルスタッフとの関係はいかがですか?

田中医師:当院には、ベテランのメディカルスタッフも多く、いつも助けられています。最終的に診療方針を決めるのは僕たち医師です。常に、保護者の方々が納得するような説明も心がけています。けれども、中には、「先生は大丈夫だと言ったけれども、咳が止まらない」といった不安を感じたり、重要なアドバイスを聞き逃したりする方もいます。そんな保護者と、僕たちよりも接する機会の多い看護師さんが、不安や情報不足をキャッチしたら知らせてくれるので、そういう時には再度、詳しい説明をしたり、説明の方向性を変えたりします。また、病棟保育士さんからは、「力が弱めでは?」といった小児患者の発達的な情報も教えていただけます。

————頼もしいですね。ところで汐見台病院では、小児科は選択必修の中の1科となっていますが、小児科志望ではない初期研修医が小児科を経験することのメリットはありますか?

田中医師:大人は複数の疾患を併せ持つ方が多いですが、子どもの入院患者の7〜8割を占める感染症の場合、シンプルに感染症のみで入院し、短いスパンで治り、シンプルに帰宅するケースがほとんどです。ですから他科志望の研修医も、病気の基本を知る勉強になると思います。
ただ、子どもは症状をしゃべってくれません。他科との兼ね合いで期間的に許せば、1カ月より2カ月回ったほうが、病気に関する会話を交わさなくても、元気がよい、調子が悪いなどの状態を体感できるようになります。僕は、初期研修では2カ月連続と、プラス1カ月の合計3カ月、小児科を回りましたが、できれば連続したほうがより体感しやすかったでしょうね。

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