【東京】東大和病院 1~2年目研修医5名の座談会スペシャル

2017/11/27

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東京都内で協力病院が多いため、診療科選びや後期研修先の選択にも有利な東大和病院。2年目2名と1年目3名の研修医にプログラムの特徴などを語っていただきました。

救急センターで初診力研鑽
各科当直でスペシャリストが
詳しくフィードバック

―― 「24時間断らない2次救急」を心がけている病院だとうかがっています。研修医はどのように救急医療に携わるのですか?

島本医師:救急車の搬送台数が年間5,000台以上の救急センターで、当直と救急科研修を行います。当直は外科系1名、内科系1名、日勤研修では救急当番の上級医1名と一緒に入り、どちらも研修医が先に診て鑑別を挙げ、検査も考え、上級医にフィードバックしてもらいます。症例数や種類も多く、軽症から重症まで幅広く経験できますし、各科当直なので、常にスペシャリストから様々な診療スタイルが学べます。

久世医師:日中は外来が開いているため、センターで診るのは救急車で運ばれて来る重症患者です。診断をし、初期対応をした上で、何科の疾患かが分かったら専門科に送ります。
循環器科の上級医が日中救急当番の日に、CPAの方が搬送されてきたことがありました。結果的には大動脈解離でしたが、救急の手順として鑑別を挙げるためにエコーで疑いのある病気を調べていた時に、「画像はサッと見て、早く治療を」という指導を救急初療現場で専門医から受けたこともあります。
夜間は、救急当直の2名の上級医とともに、消化器、循環器、脳神経の専門医が1名ずつ院内に当直されていて、コンサルトもできるので安心して当直に望めるのは東大和病院のいいところだと思います。

大屋医師:当直のみ経験しましたが、夜は10分に5人来るような日もあります。まず問診をして重症か軽症かを速やかに判断し、必要な検査を入れ、限られた時間内に患者さんの対応をしたり、鑑別疾患を想定して検査をしたりできるようになりました。

栗原医師:マンツーマンの指導なので、手技や診察、治療方針などを丁寧に指導してもらいます。例えば鑑別も検査も考えつかない時は、上級医に相談すれば、研修医自身が答えを引き出せるように問いかけ、導いてくれます。

嶋田医師:クルズスや症例検討会も行われています。4~6月に週2~3回、各科の上級医による救急外来で多い症例のクルズスが行われました。頭痛がテーマだった日の当直に偶然、頭痛の人が来たことがあり、問診がスムーズに進みました。

栗原医師:クルズスで学んだエコーの使い方も役に立ちました。

久世医師:昨年はクルズスがなかったので羨ましく感じましたが、2年目も出席できると知り、復習の意味合いで、頭痛や糖尿病の薬の作用がテーマの時に出席しました。

島本医師:私も、救急に来た整形疾患の診方やレントゲンの撮り方など、何回か参加しました。

―― 当直は何時から何時までですか?

久世医師:17時から翌朝8時半までですが、研修医が途中で仮眠をとれるような状態も作ってくれるので、当直明けの勤務への影響が比較的少ないのもいいところだと思います。

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魅力的な協力病院と10.5カ月の
自由選択、「後期研修」の
進路を意識した研修ができる

―― 3次救急は、都内の大学病院や沖縄にある市中の浦添総合病院で学べるそうですね。

久世医師:理由までは聞いていませんが、先輩全員が「選んで良かった」と言っていました。

大屋医師:私は浦添総合病院と杏林大学の高度救命救急センターの2院で3次救急を学びます。他には、精神科の逸見病院にも行きます。

嶋田医師:沖縄へは行ったことがないので楽しみです。形成外科志望なので、東大和病院と母校の日本医科大学の2院で形成外科を経験します。大屋先生と同じく、逸見病院にも行きます。

島本医師:逸見病院では検査を外部に出していたため、すぐに結果が分かりませんでした。使っている抗菌薬の種類も少なかったのですが、限られた環境でできることを考え、対応する力がつきました。

久世医師:私も逸見病院に行きました。ちょうどその時期に立川市で食中毒があったことで、主に食中毒について教えていただきました。今後、2020年の東京オリンピックに向けて、都内では外国人医療も増えると思われるので、経験できて良かったです。

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―― 今までの話と重複する部分もありますが、10.5カ月の自由選択期間はどのように活用されますか?

栗原医師:私は日本医科大学で形成外科と、内科に進んで西洋医学による治療がうまくいかなかった時に、患者さんが「他にできることをして欲しい」と望まれた際の選択肢になる東洋医学を1カ月ずつ選びました。いろいろな内科をまわりながら、内科でも子どもや内科疾患以外の患者にも対応できるように小児科、皮膚科、耳鼻咽喉科、眼科も選択しています。

島本医師:すでに終えた逸見病院の精神科研修では、重症の精神疾患の患者さんを診ることで、いままでと違う対応の仕方を学べました。これから沖縄の浦添総合病院で3次救急の研修をします。複数の協力病院で研修することで、広い視野を得られるのも東大和病院の長所だと思います。

嶋田医師:僕は、形成外科医になったら診られない他の外科や産婦人科、皮膚科、耳鼻咽喉科を希望しました。

大屋医師:救急に関係のある整形外科、形成外科、耳鼻咽喉科、眼科などもまわり、力をつけようと思っています。

久世医師:泌尿器科志望で、透析の勉強をしたいので、日本医科大学の腎臓内科へも行きます。将来にあまり関係ないかもしれませんが、放射線科も選択しました。
大学病院では屋根瓦式の研修だと聞きますが、私たちは大学病院の先生や指導医の先生から直接指導してもらえるので、これも研修のメリットだと思っています。
泌尿器科と言えば、東大和病院で1カ月半研修したときに、泌尿器科志望を上級医に伝えるとすぐに、指導とフィードバックを受けながら、外来処置や手術の手伝い、最終的には経尿道的手術の術者も経験できました。

嶋田医師:手技の機会は多いですよね。消化器科では内視鏡操作や腹腔穿刺、循環器科では胸腔穿刺やCVカテーテルを体験。手技の準備から後片付けまでを順序立てて考えられるようにもなりました。

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一人ひとりに合わせた
研修スタイルで
充実した研修が実現

―― 5者5様の研修が実現しますね。他に注目すべきポイントは何ですか?

島本医師:研修生活全体はオン・オフがはっきりしています。診療科によりますが、18時に帰れる日も多いです。

栗原医師:そうですね。これも科によりますが、患者数が多すぎず、一人ひとりの診療に時間がかけることができます。

大屋医師:症例の幅広さと手技の多さは大病院と遜色ないと思います。

嶋田医師:手技をたくさん経験したい人には特におすすめできる病院です。

久世医師:日中業務は忙しいですが、勤務を終えると勉強やプライベートに時間を使うことができます。

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近隣に美味飲食店があり、
アットホームな雰囲気が魅力で院内サークルも充実!

―― 皆さんが東大和病院を研修先に選んだ決め手は?

島本医師:見学時に案内してくれた上級医が親切で、研修医も和気藹々としたアットホームな雰囲気が気に入りました。

久世医師:同じく、上級医は気軽に話しかけてくれますし、メディカルスタッフも話しやすかったので、働きやすい環境だと感じました。

栗原医師:温かい雰囲気プラス、2年目の研修医から聞いた、「研修に不満はなく、満足している」というひと言も決め手になりました。マイナー科や他の病院で研修できることも魅力でした。

久世医師:入職後、先輩に聞いたことがあるんですが、ここを研修先に選んで後悔している先輩が一人もいませんでした!

大屋医師:研修医の先生から、「勉強も趣味も充実している」と聞いて、オン、オフがつけられることに惹かれました。実際、入職後、趣味のダイビングには月1回行っています。

嶋田医師:隣の小平市の実家から通えることと、母校の日本医科大学で研修ができることも決め手になりました。

―― 院内の方とオフタイムを過ごすことはありますか?

久世医師:病棟の飲み会があるのと、研修医同士でもたまに食事に行きます。

大屋医師:病院の近くにおいしい店が多いので、1年目は仕事が終わったあと、都合のつく人たちとよく食事に行きます。

島本医師:病院の目の前の焼肉屋がおいしいですよ。

栗原医師:同期と行きました!

久世医師:食事以外では、最近は参加できていませんが、院内のテニスとバドミントンサークルに所属しています。

嶋田医師:フットサルに興味があったんですが、今は活動していないので、残念…。登山やギター、バイクツーリングのサークルもあると聞いたことがあります。

島本医師:手芸もあるのでは?

―― サークル活動に興味がある方にもおすすめですね。

(2017年10月掲載)