東大和病院

市中病院

ヒガシヤマトビョウイン

情報更新日:2019/04/11

〒207-0014 東京都東大和市南街1-13-12
042-562-1411 / 042-562-1399
西武拝島線 「東大和市駅」下車 徒歩12分 / 東大和市駅より バス停①②から路線バス利用「東大和病院前」下車すぐ

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当直で各科の専門医から得られる、鑑別への多彩な着眼点

―― 貴院は救急車の年間搬送数が5,000台以上と聞いています。救急外来当直の特徴や感想について教えてください。

井川医師:夜間当直は5月の連休明けから始まって、基本的に外科医・内科医・研修医の各1名で対応し、救急搬送もWalk inもfirst touchはすべて研修医が行います。救急隊からの申し送りを受け、必要な問診や身体診察を行い、鑑別や方針を考え、上級医にプレゼンして指導を仰ぎます。追加すべき検査などがあれば再度評価し、緊急性の有無を判断しつつ治療に移っていきます。

大和医師:当直ではあまり時間をかけ過ぎずに鑑別や検査を考えていくポイントを学んでいますが、まだまだです。問診でも不必要な情報を含めて訊いてしまい、時間を要してしまいがちでした。もっと要点を絞り込んで問診していく必要があることを痛感しています。

安琪尓医師:東大和病院は各科の先生が持ちまわりで当直を行います。そのため、専門科ごとに異なった思考回路やアプローチに触れることができ、患者さんへの説明の仕方まで含めた、さまざまなことを吸収できる点はメリットですね。

町田医師:複数の科の先生が当直の担当になることで、たとえば腹痛の患者さんがきたときに、消化器の先生や神経内科や循環器の先生など、科によってそれぞれ鑑別の切り口が違ってきます。研修医としては、複数の専門医の先生からさまざまな着眼点を学ぶことができ、視野を広げる意味でも恵まれていると思います。

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研修医に「自分で考えさせる」から、経験値がグッと上がる

―― 救急外来当直での上級医からのフィードバックはいかがですか。

大和医師:重症度のトリアージを自分なりに行ったあとで、少し自信のない点は、「そこはどうなの?」と切り込んでいただけるので安心です。フィードバックは丁寧で、どんな症例でも困ったら内科・外科の先生にコンサルトするよう徹底されています。

井川医師:指導医の先生は常に、僕ら研修医に「自分で考えさせる」ことをしてくださいます。バイタルが安定していて緊急性が低い患者さんのときは、僕らに考えさせたあとで最終的な指示をくださるので勉強になる点が多いです。

安琪尓医師:鑑別疾患や病態生理について、考えられるだけの数を挙げたあとに検査オーダーを出すという指導が印象的です。同じ主訴でも、消化器科や婦人科、泌尿器科や循環器科など各科にわたって可能性のある疾患や、見逃してはいけないものについても考え、丁寧に検査をオーダーしていくことが重要。各科のスペシャリストが担う東大和病院の救急外来だからこそ学べる部分かなと思います。

町田医師:東大和病院は症例が豊富で、まさに「何でもあり」ですね。たとえばWalk inの患者さんが、実は大動脈解離や絞扼性イレウスなどですぐにオペが必要な重症例だった、ということも少なくありません。だから最初はできるだけ鑑別を挙げて、そこから絞っていくことが大切。当直では気が抜けませんし、勝手な先入観をもってはダメですね。

井川医師:私も腹痛を訴えてWalk inで救急外来に来た患者さんが、消化管穿孔で緊急オペが必要になったケースを経験しました。すぐに消化器外科の先生が来てくれたのですが、お願いしたところ、先生と一緒にオペに入れていただけました。救急のあと、そのままの流れでオペに入らせてもらうってなかなかできないと思うのですが、こうした自由度の高さも東大和病院ならではの良さではないでしょうか。

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「症状から病気を考える」という思考へのシフト

―― これまでの研修の中で、臨床医として身についたことを教えてください。

安琪尓医師:主訴に関わる臓器・組織のみならず、広い視野をもって全身的に病態生理を考える習慣が次第に身についてきたように思います。とくに救急外来では迅速な対応を求められるため、テキパキと頭と体を同時に動かすトレーニングにつながっていますね。

井川医師:当直を通じて、「症状から病気を考える」という思考が備わってきました。これまでの医学生としての勉強では、「病気から症状を考える」のが基本でした。しかし、当たり前ですが患者さんは病気を訴えてくるのではなく、あくまでも症状を訴えてくるものです。だからこそ実臨床では、症状→鑑別を考える能力が必要になります。東大和病院は多くの方が救急外来を受診し、さまざまな症状の患者さんをより多く診ることができますから、「症状から病気を考える」という思考が経験をベースに培われていきます。

大和医師:私は外科志望で手技を積極的に経験したいと思っているので、消化器内科ローテ中はCVや腹腔穿刺などやらせていただいています。たとえば受け持ちの患者さんでなくても、外科の先生が声をかけてくださり1カ月半で5~6件位のCVを経験できました。また内科をまわっているときに、脳外の先生が「大和さん、外科志望だよね」と終業後に呼んでくださって、硬膜下血腫のオペに一緒に立たせていただけたこともありました。研修医が積極的な姿勢を見せれば、それにどんどん応えてくださる先生が大勢いらっしゃいます。

―― 指導医によるマンツーマン指導は、どのような内容ですか。

井川医師:指導医が担当する患者さんを研修医が一緒に診ていきます。必要な検査があれば基本的な手技はすべてやらせていただけますし、治療方針についても一緒に考えていきます。先生方とは医局で一緒なので距離感が近く、何でも気軽に相談できる雰囲気があるので助かっています。

大和医師:研修医の習熟度を理解して指導していただけるのも魅力ですね。指導医が私のできる範囲をわかってくださっているので、教わる内容が腑に落ちます。こんなこと聞くと恥ずかしいかな……という心配もなく(笑)、何でも質問しやすいですね。

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2次救急と3次救急、それぞれの特徴をじっくり学べる

―― 関連病院である武蔵村山病院の総合診療科で研修できる点はいかがでしょうか。

町田医師:同科の鹿取先生はとても情熱的な先生で、研修医から大人気です。朝は毎日カンファがあって、検査の予定や現状の報告を共有しながら、夕方には再び状況の共有をする密度の濃い毎日です。そして研修医が主体となって、外来診療から検査、入院、治療から退院調整まで一連の流れをすべて担当していきます。
退院の際には、患者さんの生活状況を把握し、ケアマネ―ジャーなどの多職種と連携しながら環境を調整。同じ疾患でも家に帰れる人もいれば、それが叶わずに施設に行く人もいます。そこまで考えて患者さんと向き合う必要があることを現場で学びました。

―― 貴院は外部病院での研修も活発です。都内で高度救命救急センターをもつ4病院の中の2病院や、沖縄の浦添総合病院など3次救急の施設で学べるそうですが、メリットは何でしょうか。

井川医師:3次救急では外傷や熱傷、薬中などを経験でき、人工呼吸管理などを含めた集中治療を学ぶことができます。一方で、3次が限られた重篤な疾患しか来ないのに対して、2次救急は軽傷から重症例まで多様な症例があるんですね。そこでは緊急性を判断するためのスクリーニングが大事であり、そのプロセスを経験できるのは2次救急ならでは。だから、外病院で3次救急の重篤な症例を経験できるメリットはもちろんありますが、東大和病院の2次救急と併せてそれぞれ学べることが一番の良さだと感じますね。

大和医師:私は杏林大学病院と浦添総合病院のERを希望しています。沖縄は感染症への対応なども徹底しているということで、現場で実際に学びたいと思いまして。

安琪尓医師:私は、日本医科大学病院の形成外科を3年目以降の選択肢として考えているので、同院で研修できるのは大きなメリットの一つと感じています。日本医科大学は2カ月までならどの診療科も選択できますから、同院での後期研修を希望している人には東大和病院での初期研修はおすすめです。初期研修から後期専門研修へのルートがしっかりあるのは良いですね。

―― 最後に先輩研修医から、貴院で研修する魅力について聞かせてください。

町田医師:内科と救急の必修以外は自分でローテーションが組めるなど、自己決定権の幅が広く、自由度が高いのは魅力でしょう。まだ志望が決まっていない人も、科を細かな期間にわけながらの選択が可能ですから、興味を持てる科が見つかりやすいと思いますよ。
また研修医は同期が6名と人数も多くないので、手技をはじめ研修医が主体となった臨床経験が数多く積めるのもメリットです。医師だけでなく、看護師さんなど他のスタッフにいつも気に留めていただいており、中身の濃い研修ができるのも利点。自分から能動的に、積極的に研修に取り組みたいと考える方にはとても合っている環境だと思います。

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4週8休制でオンコールなしの高いQOL
オンオフの切り替えがしやすくリフレッシュできる!

―― 普段のリフレッシュ方法などを教えてください。

安琪尓医師:東大和病院は4週8休制でオンコールがないため、オンオフの切り替えがしやすくて、リフレッシュする時間を持ちやすい環境です。東大和市駅前には有名なスケートリンクがあり、私はここに来てからフィギュアスケートを始めました! 土日には東京から1泊で行ける山梨の温泉などにも出かけていて、オフを満喫しています。

大和医師:私は休日には友達とご飯に出かけることが多いかな。それと大学でジャズトランペットをやっていたので、この間も久しぶりに吹いてきました。

井川医師:私はテニスをずっとやってきたので、休日などに時間があえばテニスの大会に出たりもしています。

町田医師:私のリフレッシュ方法はもっぱら野球観戦。ずっと野球をやっていて、今は観るのが専門でジャイアンツファンです。休日にはよく神宮やドーム、横浜球場などに行ってます。

―― 東大和市での生活について教えてください。暮らしやすいですか?

安琪尓医師:大学は徳島だったのですが、東大和市はとても生活しやすい街です。スーパーやクリニック、家電量販店に大型ショッピングモール、そしてニトリもある(笑)。 ひと通り生活に必要なものはそろっていて、いずれも自転車で10分圏内にあるのでとても便利です。

町田医師:新宿にもほぼ電車1本で行けるしね。立川にも近いから、アクセスはとても良いですね。

井川医師:ベッドタウンという雰囲気で、住むには不自由ないところです。

大和医師:東大和には美味しいお店もたくさんあって、一番は病院の前にある焼肉屋さん、「翠苑」がオススメです! とても美味しいです。 「孤独のグルメ」にも登場したお店なんですよ。同期で食べに行って、「美味しい!」とみんなで感動しました。

(2018年10月掲載)