みなと医療生活協同組合 協立総合病院

市中病院

キョウリツソウゴウビョウイン

情報更新日:2019/04/24

〒456-8611 愛知県名古屋市熱田区五番町4-33
052-654-2211 / 052-651-7210
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毎朝の回診や病棟業務で日々現場を実感!

―― 研修のメインである、内科研修の1日(8/29水曜:循環器内科ローテートの例)の流れについて教えてください。

朝7時半までに出勤し、まずは受け持ち患者の回診を実施します。5人の患者さんについて前日から朝までの状態をカルテで見て、バイタルの変化などを確認。検査の結果や今後の方針などを丁寧に伝えていきます。個々の回診の内容は、1日の終わりに指導医の先生に報告し、細かくフィードバックしていただけます。
毎週水曜日は8時半から心電図学習会があり、循環器内科の先生から心電図の見方についてのレクチャーがあります。10時からは負荷シンチ検査を実施し、循環器に関する実践的な学びを得られます。心筋梗塞はSTの変化をみるのが大事で、心電図が意味する内容を読み取るためのコツを教わる感じですね。
そして、11時から教育回診学習会です。内科病棟の2~3人の患者さんをプログラム責任者の田中医師と一緒にまわり、先生へのプレゼンを入れながら細かく指導を受けていきます。

―― 教育回診学習会ではどのような学びが得られますか?

普段の指導医と異なる先生方と回診することで、さまざまなアプローチの方法を知る点は勉強になります。切り口や診るポイントが先生によって違い、実際の診察を見ることで行動の幅が広がっていきます。また、同期とも一緒に回診することになるので、「こうしたほうがいいのでは?」という意見交換もできて、違った見方を得られますね。
回診の合間に行うプレゼンでは、抗生剤の選択や投与のタイミングなど、自分の疑問を先生にぶつけながら、その場で解決できるので有意義です。自分の回診で別のアプローチをしてみたいと考えていたときに、もちろん普段の指導医の先生にも確認できますが、教育回診学習会でもその良し悪しを確認できるので、すぐに実践で活かすことができるんです。
毎日の回診では、自分が受け持つ患者さんの状態について自分の頭で考え、自ら答えを出していくプロセスが求められます。常に大きな責任が伴うなかで対峙していくことになりますから、勉強へのモチベーションや理解するための努力の度合いはまったく違うものになります。日々現場で出てくる疑問はホントに多くて、それを一つひとつ解決することで自分のチカラになっているのかな、と思いますね。

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―― その後はどのような流れですか?

教育回診が12時過ぎに終わり、お昼を挟んで午後は病棟業務となります。2日に1回くらいは新患が入ってくるので、検査や入院に必要な準備、カルテの作成などで忙しく、勉強会が入ることも多々あって濃密な時間帯です。
そして、17時半から救急学習会があります。この学習会は、救急の専門医が週に1回行ってくださる勉強会で、過去に協立総合病院であった症例を題材にして行われます。普段の救急外来と同じ流れのなかで、必要な対処を研修医の判断で行い、指導医のチェックを受けます。病変への対応すべてを研修医が主体的に判断するので、まさに自分がその症例を実際に今診ているような感覚で、救急の臨床に立つイメージで実践的な指導を受けることができます。とても緊張感があって、状況に直面するなかで自ら考えていく思考力が育まれます。いつも「あぁ、そうか」と考えさせられることばかりで、明日から使える救急知識は満載の学習会ですね。
救急学習会が終わると、残っている患者さんのカルテを書いたり、回診した患者さんの状態を先生に報告したりします。そのほかの残務を済ませて、19時半ぐらいに退勤します。

目的が明確な学習会だからすぐに臨床に活かせる

―― 1日の流れを通して、研修の中身はどのように感じていますか?

水曜日は特に学習会が多いのですが、こうした学びの機会を提供していただけるのでサポート体制がしっかりしていると感じます。また、学習会自体も目的が一つひとつ明確なのがいいですね。
救急学習会は救急外来や当直に入る前に知っておくべき症例を経験できる場で、教育回診は主治医となる前に必要な対応力をつけられます。循環器の学習も、救急当直で危険な症例に出会った際に、循環器科にスムーズにコンサルトできるよう学ぶものです。すべて実践の場とリンクしていて、緊張感のある内容になっているのがありがたいです。
そして、研修医にありがちな雑多な業務が少なく、医師が本来行うべき仕事に集中できるように配慮していただいていると感じます。
たとえば、書類作成やカルテ入力などの単純作業だけに忙殺されるようなことがなく、日々の仕事のなかで、患者さんのことをしっかり考えることができる環境作りをしていただいているので、とても働きやすいと感じています。
だから、帰りもそんなに遅くなることはないですよ。ほぼ毎日19時半頃には病院を出ます。私の住まいは病院から徒歩10分の場所にあり、その近くに公園があるので、夏は半袖短パンで、リフレッシュのためにそのままランニングして帰ることも(笑)。また、家の近くのカフェで彼女と一緒に勉強して帰るなど、仕事終わりに自分の時間を持つことができていますね。

―― 働きやすさの点では、当直研修は1年目の秋からと準備期間があるのも特徴的ですね。

最初は17~23時からスタートして、1~2カ月ほど慣らしてから朝までの当直に移行するので安心感があります。
また、6月から週1回の救急外来を担当しますが、そこでは指導医は、隣の診察室に常駐していますので、研修医の力量に応じて症例を割り当ててくれます。ファーストタッチをしていったん患者さんを待合室に戻した後、隣にいる指導医に症例を簡潔にプレゼンし、どのような処置が望ましいのか提案します。
「どうすれば良いのか」という指示を仰ぐのではなく、「このような検査が必要でこうしたいと思っていますが、どうでしょうか」という提案を行うなど、まずは自分で考えるので大変勉強になると思います。研修2年目の先生も同時に救急外来を担当しているときもありますので、先輩と一緒に考えたり相談したりすることができ、コンサルの環境はとても良いですね。
このように、ある程度経験を積んでから当直に入るように配慮されていて、焦らずにじっくりと救急の研修ができる点はありがたいです。自分に自信をもって当直が始められ、すでに流れをつかんでいるので丁寧に診察を行うことができると思います。

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「主治医」として患者さんに主体的に関わる毎日

―― 貴院の初期研修での特徴に「主治医制(医師としての総合マネジメント能力の習得)」がありますが、どのような内容ですか?

4月に内科病棟に配属されると、指導医の先生から各自が受け持つ患者さんを割り当てられます。「主治医」として患者さんに主体的に関わり、状況に応じたさまざまな対応をできるだけ自分で考え、指示出しも行っていきます。もちろん、何もかも自分1人で担当しなくてはいけないのではなく、研修医が主体的に診ていきながらも、投薬管理や検査のオーダーなど、常に指導医と一緒に方針を決めていきます。
私が協立総合病院を見学する動機も「主治医制」に興味があったからで、実際に見て感じたのは、自分が思っていた以上に研修医の先生たちがテキパキと動いていることでした。一方で陰ではきちんと指導医の先生がカルテをチェックし、マンツーマンで指導されていたので、これなら安心して研修できると思いました。
すぐに対応しないと命に関わるような患者さんは先生がまず対処しながら、そのあと研修医が主体的に診ていけるよう促してくださいます。個人の力量の範囲で症例が割り当てられ、しっかりとフォローがある安心の環境のもと、「主治医」としての責任を感じながら研修できていると実感しますね。

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「自分の患者」で責任感と緊張感が成長を促す

―― 「主治医制」で学んだことや成長できたことを教えてください。

一人ひとりの患者さんを入院から退院まで診ていくなかで、高齢者の入院が多いため、退院先をどうするのかを含め、家での介護の問題や予防治療という点を特に考えなければならないことに気づかされました。
患者さんがどうすれば退院後も安定した生活を送っていくことができるのか…という点を常に考え、再度入院するようなことのないように頭を巡らせることも必要です。
また、私が担当した患者さんに、ともに高齢の2人暮らしで「老老介護」となっている方がおられました。そして、介護をしていた方が入院してしまったため、家で誰が介護をするのかという問題に直面しました。
「主治医」としてほかのスタッフと一緒に、ご家族を交えて話し合った結果、ホームヘルパーを依頼して解決しようという結論に至りました。患者のマネジメントを行うのは「主治医」である研修医ですが、患者さんの生活背景を踏まえた最善の策を他のスタッフと一緒に「チーム」で考えていく大切さを学ぶことができました。
主治医になることによって、自分の取り組み次第で患者さんが良くも悪くもなるという責任感と緊張感が伴うことから、勉強へのモチベーションや毎日の取り組み姿勢がまったく違ってきます。
研修医が本当の意味で主体的に患者さんに向き合う日々のプロセスが、本当に自分のチカラになると感じていますから、なんでも積極的に経験したい、能動的に研修をしたいと考える人は絶対に向いていると思いますね。

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ちょっと遠出して、山登りなどでリフレッシュ!
病院近くの天然温泉での「癒しの休日」もおすすめです

―― 竹内先生の休日のリフレッシュ方法は何ですか?

私は自然と戯れながらのアクティブな気分転換が好きで、沖縄での学生時代は山登りに熱中していました。こちらに帰ってきたあとも、1,000m前後の山にハイキング感覚でよく登っています。なかでも本宮山が印象に残っています。それほど高くないのに岩登りもできて、自然が守られ、清水も美味しいんです。ほどよい山深さがあって気に入りました。次は岐阜の伊吹山あたりに挑戦したいなと思っています。
ほかにも、病院からは70㎞くらい離れた郡上市の「郡上踊り」に、クロスバイク(自転車)で行ったことも。日曜はできるだけ自然を満喫しながらアクティブにリフレッシュして、研修に臨むエネルギーを充填していますよ。

―― ふだんの日曜日はどんなふうに過ごしていますか?

このあいだの日曜は研修医同期で集まって、うちでボードゲームをやって盛り上がりました。お子さんがいる同期もいるので、ご主人と家族3人で遊びに来てもらって、ほかの研修医も一緒にワイワイと。女性の研修医2人は赤ちゃんがかわいくて、そっちに付きっ切りで、男の3人は仕方ないからボードゲームを…という感じでした(笑)。1カ月に2~3回は同期で集まって何かしたり、ご飯を食べたりとけっこう仲イイですね。

―― 病院周辺のおすすめスポットは?

栄の街が近いし、名古屋も遠くないので、ショッピングが好きな人も便利です。
また、病院から自転車で10分くらいの場所にある天然温泉の「キャナル・リゾート」がおすすめ! 平日は空いていますから、仕事帰りにリフレッシュできますよ。
病院の周辺にはホームセンターやスーパーマーケットも充実していますから、日常生活に不便はありません。いろんな楽しみ方ができる、暮らしやすい場所だと思いますね。

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(2018年12月掲載)