栃木県済生会宇都宮病院

市中病院

トチギケンサイセイカイウツノミヤビョウイン

情報更新日:2019/04/11

〒321-0974 栃木県宇都宮市竹林町911-1
028-626-5500 / 028-626-5594
JR宇都宮駅からバス・車で10分

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イキイキと働く研修医の姿と面倒見の良さが選択の決め手に

―― 研修先にこの病院を選んだ理由や研修の特徴について教えてください。

黒尾医師:僕は栃木県出身ですが、もともと地元に帰る意識というのはあまりありませんでした。でも実は先天性の心疾患で、2歳のときにここ済生会宇都宮病院で手術を受けました。その縁もあって、大学5年生のときに1日見学をさせていただいたのですが、研修医がイキイキと働いている姿がとても印象的でした。その後6年生のときには1カ月実習もさせていただいて、「ここなら成長できる」という確信に変わり、研修を決めました。

内田医師:私は、部活を6年生の東医体が終わるまでやっていた関係もあって、研修先を計画的には探せていませんでした。そこで、就職支援サイトのマッチングフェアに参加。10名前後の研修医を受け入れている、ある程度忙しくて症例が多数経験できる、雰囲気が良い、という3つのポイントで探していたら、済生会宇都宮病院を紹介してもらいました。実際に見学に訪れてみると、ほかの病院と比べて上級医の先生たちの研修医に対する面倒見の良さを感じ、研修医の先生方も楽しそうな雰囲気だったので、ここで働きたいなと思いました。

黒尾医師:ほかの病院と比べると、もちろん上級医に指導いただきながらですが、研修医が行う手技が多いので、モチベーションが上がります。その結果、研修医がイキイキと働けている気がします。

内田医師:たしかに救急外来を含めて、研修医が主体となって診療を進めさせていただけます。それもやりっぱなしではなく、きちんとフィードバックもいただけるので、どんどん吸収できる環境ですね。

―― 救急外来も成長につながるポイントだと思いますが、特徴や経験したことについて教えてください。

黒尾医師:済生会宇都宮病院はER型の3次救急まであるので、重症度が高い患者さんが比較的多く搬送されてきます。緊迫感のある現場というか、これが本当の瀬戸際なんだなというのを実感します。当直で体験したことで印象に残っているのは、ウォークインの患者さんが「胸が痛い」と訴えてこられたことですね。心筋梗塞を疑い、心電図を取るなどしていたら、あっという間に心停止になってしまい、心臓マッサージをしたり、人口呼吸器をつけたりしたことがありました。

内田医師:私も、ウォークインで来られた心不全の患者さんが急変した経験があります。最初は平気そうだったのですが、やはり症状が急変しました。重症度の高い3次救急でさまざまな症例を経験していないと、急変する患者さんには対応できないなと感じます。最初から重症だとわかっていれば前もって準備もできますが、軽症だった人がいきなり急変した場合は、慌ててしまってうまく対応できないのではないかと思います。2次救急と3次救急の病院のどちらが良いか、と迷う学生も多いと思うのですが、日頃から上級医が重症症例に対応している姿を近くで見たり、自分も少しずつ診療に入るトレーニングができたりする環境があるのは、3次救急の大きなメリットではないでしょうか。

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実践だけでなく、知識習得にも重点を置いたプログラム

―― 貴院は初期研修医向けの勉強会やワークショップなど、学びの機会が多いそうですが、具体的な内容を教えてください。

黒尾医師:米国ミシガン大学家庭医療学科教授・神保真人先生による、初期臨床研修医向けのワークショップ「神保会」が毎年2回、例年8月と1月か2月に開催されます。初期研修医がペアを組み、症例についてプレゼンテーションを行います。テーマは自由で、研修医同士でそのテーマについて素養を深めるとともに、神保先生からフィードバックをいただけます。研修医にとって役立つ話から、実際の臨床におけるポイントまで、経験豊富な神保先生の話をうかがえる、絶好の機会になっています。

内田医師:そのほか月1~3回不定期で、朝40~50分間で開催される「モーニングレクチャー」もあります。各科の指導医が持ちまわりで研修医向けの講義をしてくださいます。

黒尾医師:初期研修2年目で行く「地域医療研修」も、地域医療を学べる貴重な機会なので楽しみです。来年は沖縄、北海道小樽、岩手県陸前高田で実施されるようです。

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診療科の垣根が低く、病院全体で研修医をサポートしてくれる風土

―― 現場重視の研修とのことですが、上級医や病院のサポート体制について教えてください。

内田医師:比較的忙しいなかで、指導される先生も研修医の心情をよくわかってくださっているため、「ここまではやってほしい、それ以上は良いよ」という線引きをしていただけます。世間でも「働き方改革」が叫ばれているなかで、研修医の労働環境について考えてくださっている、と感じていますね。

黒尾医師:看護師さんからのファーストコールは、まず僕たち研修医にかかってきます。正直研修医では判断できないことも多く、そのときは上の先生に報告して指示を仰ぐことになります。その際に心がけているのは、緊急でなければ看護師さんからの質問をそっくりそのまま伝えるのではなく、患者さんを診に行って、どうすべきなのか、どういう選択肢があるのか等、自分の意見や提案を言えるようにする、ということです。そこで間違ったことを言ったとしても、次につなげれば良いし、ただ報告して言われたことだけをやっていては成長しないのではないかと思い、自分なりに工夫しています。

内田医師:たしかに上級医の立場なら、研修医を通さないで直接自分にファーストコールをしてもらったほうがムダもなくて、効率が良いはず。でも病院全体として研修医を育てようという風土があるので、ファーストコールは研修医にしてくださるようになっています。その点はありがたいし、とても勉強になります。病状が不安定な重症の患者さんについて看護師さんから電話がかかってきても、そのコールの内容は緊急度が高いのかどうか、という見極めが最初のうちは全然つきませんでした。そのときに指導医の先生に、「不安だったら直接自分の目で患者の状態を診て、考えたうえで報告してごらん」と言われたんです。今は電子カルテの時代になって医局からでもカルテ上の情報はいくらでも見ることはできますが、とにかく自分の目で患者さんを診て、患者さんから得られる情報をもとに診察する、という基本をたたき込まれました。

黒尾医師:診療科を越えて研修医をサポートするという雰囲気があり、困ったことがあったら近くにいらっしゃる先生に気軽に相談できるし、真摯に教えていただけるので、本当に助かっています。1人の指導医から教えていただくだけではなく、病院全体で教えていただいている、という印象。総合医局なので、診療科ごとの閉鎖的な雰囲気はなく、意見を言ったり、情報交換したりしやすいですね。しかも、外部の研修やセミナーに参加する場合は交通費を出していただけるので、積極的に勉強することができます。

内田医師:医局ではテレビや冷蔵庫のあるところが共有スペースになっているので、そこで上の先生方とも気軽に会話ができるし、病院の規模の割には顔を知らない先生が少ないというか、垣根が低く、仲が良いなと思いますね。あと、フットサルやバレーボール、バスケなど院内のスポーツイベントも多いので、技師や看護師さんとも知り合って仲良くなることができます。

黒尾医師:そうやって顔見知りになると、緊急で検査をオーダーするときでも安心してお願いできるし、その後の仕事もしやすくなるんですよね。

―― 貴院での初期研修に向いている人はどんな人ですか。また、どのような成長が見込める環境ですか?

黒尾医師:研修をしっかりやりたい、経験をどんどん積みたい、という人にはおすすめです。

内田医師:とくに、モチベーションがある人には向いていると思います。

黒尾医師:病院の規模と研修医の数がちょうど良いバランスになっているので、もちろん科によっては忙しいところもありますが、基本的には激務でもなく、全体としては程良い負荷で研修ができるプログラムになっていると思います。あと、どうしても外科が強い病院だと思われがちなのですが、3次救急まであるので、内科、外科を問わず重症の患者さんが来ますし、その患者さんが入院してしっかり診療できる体制が整っているので、内科の診療もしっかりとできます。内科志望の人や、まだ志望診療科が決まってない人にも向いているのではないかと思います。

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次々新しい設備が整備される自慢の院内と
暮らしやすい宇都宮の街でオフも充実!

―― 院内のご自慢のスポットやオフタイムの過ごし方について教えてください。

内田医師:自慢の場所と言ったらそれはもう、去年の9月に院内の1階にオープンした「スターバックス」ですね!

黒尾医師:みんな利用していて、話題のスポットになっています。それと病院的には、ICU/CCUですね。とてもキレイで広くて、仕事がしやすいです。

内田医師:以前のICUはベッドまわりに酸素をはじめ色々な管が入り組んでいて、手技をするのも一苦労でした。新しくなってベッドまわりが整理されたし、モニターなども吊り下げ式で、地面に邪魔なものがなくなってすごく使いやすくなりました!

黒尾医師:来年1月には新しい手術室が増えて、ダ・ヴィンチやハイブリッド手術室なども導入されるらしく、期待しています。
ところで県外出身の内田先生的には宇都宮の暮らしはどうですか?

内田医師:私は東京出身で、宇都宮には縁もゆかりもなかったのですが、来てみたら意外と都会なので驚きました!東京に行くのにも新幹線で50分と近いですし、駅前に出れば買い物に困らない。個人的にはゴールド・ジムがあるのがうれしいですね。職員割引も使えるので、健康的に過ごしたい人にはおすすめ! 日光にも高速道路を使えば1時間くらいで行けるし、研修が始まった最初の土日は研修医が全員休みだったから、親睦を兼ねて那須に1泊旅行しましたよね。黒尾先生は最近の休日は何をしていますか?

黒尾医師:休みの日は映画を観に行くことが多いかな? 僕は車がないのでやってないけど、この辺りには安くて良いゴルフ場が多いので、ゴルフをやっている先生が多いようです。研修医も何人かやっているよね。宇都宮は便利だし、自然も多いし、暮らしやすくて良い街だと思います!

(2019年1月掲載)