社会医療法人財団 石心会 埼玉石心会病院

市中病院

サイタマセキシンカイビョウイン

情報更新日:2019/04/11

〒350-1305 埼玉県狭山市入間川2丁目37番20号
04-2953-6611 / 04-2953-8040
西武新宿線 狭山市駅から徒歩10分

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継続的に行う「救急当番」で
課題を解消しながら前進!

―― 救急車の年間受入が約7,500台の貴院で、初期研修2年間にわたって実施される独自の救急研修プログラム、「救急当番」について教えてください。

新井医師:他科のローテーション中でも毎週1回、午前または午後の半日の救急外来を研修医の1人が当番制で担当するのが「救急当番」です。通常の救急研修は3カ月程のローテート期間を経て終了だと思いますが、埼玉石心会病院では、まずは1年目に救急研修のブロック期間として1カ月ほどどっぷり救急に浸ったあと、2年目にも1カ月実施。そして残りの1カ月分を毎週1回半日の「救急当番」と、月に4回ほどの「当直研修」として、2年間にわたって継続的に経験していきます。

一條医師:毎週必ず行うことで、初期研修終了まで救急を頭から離さない仕組みになっています。ローテートの中で3カ月まとめて行ってしまうと、せっかく経験したこともその後忘れてしまう不安がありますが、ここでは常に救急を頭から離さず取り組んでいけます。

清水医師:時期や季節によって偏ることなく、1年を通じてさまざまな疾患を平均的に診られるのも利点です。週ごとに治療や処置を反復しながら経験できますし、各診療科をまわったあとにその科の疾患を救急当番で診ると、理解しやすい側面もあります。今日の診た症例を翌週にフィードバックできる連続性が生まれて、うまくいかなかったことを次に活かすことで経験を積み重ねていけます。救急を重視している人にとっては、とても良い仕組みだと思いますよ。

土方医師:救急当番は研修医が話し合って、担当の割り振りを自分たちで決めることができます。今は私がシフト割りを担当しているのですが、当直明けは入れない、とか、研修内容によって入れない、とかいう場合は別の日に動かすなど、研修医の中で臨機応変に決めています。

―― これまでの救急当番で、どのような学びが得られましたか?

土方医師:誤嚥性肺炎の患者さんを初めて診たときに、初期対応が不十分で手間取ってしまったことがありました。次の救急当番の機会に、同じように典型的な誤嚥性肺炎を示唆する患者さんが来られて、今度は採血や血液培養、検査のオーダー、画像所見も手早くでき、入院してもらう段取りをスムーズに進めることができました。運び込まれてすぐに誤嚥性肺炎と診断できたことも含めて、反復が力になっていると感じましたね。

清水医師:毎週救急外来に立つことで、救急科の先生も研修医各々を良く知ってくださいますし、各々の課題を把握していただけます。前回の診療内容を踏まえて、課題解決のために同じ先生が一緒に取り組んでくださいますから、臨床での疑問点を解消しながら、新しい知識と経験がどんどん積み重なっている実感があります。

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1年目の研修医がめざすのは、
救急でのファーストタッチ500名!

―― 貴院では「初期対応力」を身につけるために、1年目にファーストタッチで500名を診ることを研修目標の目安としているそうですが、指導内容などを教えてください。

新井医師:私たち1年目の救急外来ではファーストタッチの所見を上級医の先生にプレゼンし、必要と考える検査のオーダーも適切かどうかを確認してフィードバックをいただきます。先生方は、まずは研修医の意見を聞いてくださいますし、間違いがなければそのまま進め、検討が必要であれば一緒に考えてくださいます。
入院後は治療方針を自分で提案し、上級医の先生とディスカッションしながら最終的な方針を決定するのですが、食事管理や離床のタイミング、抗菌薬の投与期間、輸液量など、細かな部分でも研修医の意見に耳を傾けてくださいますね。
最初は救急車が来たら何をして良いかわからなくて、上の先生の言われるまま必死にこなしていました。でも次第に、どう身体所見をとり、どんな検査をすれば良いかが理解できるようになって、最近は検査結果を見て帰宅できるかどうかを自分で判断できるようになりました。
……実は私は、自分がファーストタッチで診た人数をカウントしているのですが、9月が終わった時点で340名を超えたんですよ。現在2年目の先生の中に、1年目に600名を診た先生がいらっしゃるので、それを抜ければ……とこっそり意識しています(笑)。

土方医師:埼玉石心会病院は基本的に患者さんを断わらず、救急車もすべて受け入れます。だからさまざまな主訴をもった患者さんが来院されます。持病や既往歴がある方やない方、高齢の人が呼吸困難になって運ばれるケースなど、幅広い患者さんを診ることができます。
同じ疾患でも、若い人と高齢の人では症状の出方や内容が違っていることが多々あります。年齢や患者さんの状態をふまえた初期対応を考えられるようになったのは、幅広い症例がある埼玉石心会病院ならではだと感じています。

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プレゼン力を養える、
多彩な勉強会&カンファレンス

―― 貴院では、プレゼン力の向上にも力を入れているそうですが、学べる場としては何がありますか?

新井医師:特に勉強会が大きいと思います。救急の「救急振り返りカンファレンス」が2週に1回のペースで開催されていて、救急外来で経験した珍しい症例や教育的症例を、研修医がそれぞれ5分ずつ指導医や上級医の先生の前で発表します。

土方医師:ほかにも、各診療科の先生が講師となって研修医に必要知識をレクチャーしてくださる、週1回の「モーニングセミナー」があります。さらに週1回のペースで、救急などで経験した症候や疾患のレクチャーを研修医が行う「ランチョンセミナー」や、内科症例検討会、病理勉強会(CPC)など、研修医が参加する勉強会が多彩です。

一條医師:こうした勉強会は、学会発表を見据えてプレゼン力を養うといった狙いもあると思います。どの科をローテートしていても、週1回の救急当番の時間は確保していただけますし、勉強会やカンファレンスの資料作成の相談は、各科の先生方が積極的に乗ってくださいます。プレゼン力とは、状況に応じて相手に正しい情報を正確に伝えることだと思いますが、埼玉石心会病院ではカンファレンスはもちろん、日常の現場を通じてきちんと磨かれていると感じます。

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オンコールのない「当直医制」だから
QOLが高い

―― その他、研修病院としての貴院の良さを教えてください。

新井医師:埼玉石心会病院では夜間の急変などは、基本的に当直している先生が対応する「当直医制」をとっています。ですからよほどのことがない限り時間外に病院から呼び出されることがないのも、特徴の一つですね。だからオン・オフがはっきりしていて、夜間もゆっくり休める環境があり、友達との予定をキャンセルすることがないのはありがたいです!当直明けも基本的に午後は休みであることも含めて、QOLは高いと思います。

一條医師:当直中は必ず上の先生が1名ついてくださり、コンサルトしやすいのも良い点です。医局のなかに研修医室があり、扉が透明で出入りしやすいこともあって、先生方も普通に入っていらっしゃいます(笑)。オープンな研修医室ですからコンサルトしやすいし、すぐにフィードバックをいただける環境があります。興味のある手技を伝えておくと、他の科をまわっていても、どの先生も気軽に声をかけてくださいます。

土方医師:また「メンター制度」によって各研修医に固定の指導医がついてくださるのも心強いです。女性の研修医には女性医師がついてくださり、何でも相談に乗ってくださいます。私自身、志望科に少し悩んだことがあったのですが、先生が親身になって相談に乗ってくださり、とても嬉しかったです。

清水医師: 僕は食堂がおすすめです!ランチの種類が4種類あり、フェアやイベントもあって、メニューも毎日違って工夫があるんですよ。もちろん美味しいし、300円という安心価格(笑)!管理栄養士さんもついていて、カロリー計算がされているのも嬉しいですね。仕事をする上で食はやはり大切なので、バランスの良い食事を楽しみながらできるのはありがたいです。

―― 最後に、医学生へのメッセージをお願いします。

土方医師:埼玉石心会病院は、研修医が多すぎず少なすぎずちょうど良い人数で、先生方もほかのメディカルスタッフもとても仲が良いです。温かな人間関係のなかでコミュニケーション力が磨かれるのはもちろん、自分の学びたいことをきっちり学んでいれば、オン・オフがはっきりしたメリハリのある生活を送っていけます。主体的な研修と自分らしい働き方ができる環境だと思いますので、見学に来て実際に見てくれたら嬉しいです!

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のどかで穏やかなお茶畑の雰囲気に癒されながら?
オン・オフのメリハリがあるから上手にリフレッシュできる!

―― 休日の過ごし方を教えてください。

新井医師:ドライブに行ったり、野球観戦に行ったりしています。私は生まれも育ちもここ(狭山)なので、根っからのライオンズファン!病院から西武球場まで電車で30分くらいです。9月の優勝が決まるかも!? という日に13時に仕事が終わったので駆け付けたんですが、負けちゃって、リーグ優勝の瞬間は見られず……。残念だったな。

清水医師:休みの日は池袋や新宿にけっこう行きますね。関東に友達がたくさんいて、集まりやすいから楽しいですよ。都心へのアクセスはすごく良いので不便は感じません。土日もオンコールはありませんから、ゆっくりとリフレッシュできるのはありがたいです。

一條医師:私も大学が池袋に近かったので、休みの日はもちろん、平日も仕事が早く終われば友達とご飯を食べるために池袋近辺までよく出かけます。18時半に集合!といわれても大丈夫なのでとても便利な立地だと思います。

土方医師:私は休みでも基本的に家から出ないんですよね……。家でゲームをしていることが多くて、かなりインドア(笑)。でも外出するとしたら、ディズニーリゾートが好きなので2カ月に一度は1泊で行っちゃいます。浦安まで電車で1時間半くらいですから、そんなに遠くないですよ。オンコールがないから安心して出かけられる、というのはやはり大きいですね。

―― 病院のある「狭山市」自慢を聞かせてください。

一條医師:のんびりした良い雰囲気の街です。車も少ないし、夜もぜんぜん騒がしくない。

清水医師:都内にアクセスが良いのに、のどかで良いところです。夜中にコンビニの前にたむろして騒ぐような若者も全然いないんですよね。広いコンビニがいっぱいあるのに、店の前に誰も座ってない(笑)。

土方医師:(笑)つまり治安が良いってことだよね。そういう部分は安心できるし、私の家の隣には茶畑があって、やっぱり狭山はお茶が名産なんだなって感じます。

新井医師:確かにお茶畑はたくさんありますね。緑が多くて安心して暮らせるし、生活するには何も困らないので、かなりおすすめできる街ですよ。

一條医師:みんな病院から30分以内に住んでいて、自転車や車で通っています。病院の近くに大型スーパーがあるから便利だし、池袋にも新宿にもアクセスが良いから買い物にも気軽に行けるし、休日にはリフレッシュできる環境があります。ぜひ一度、見学に来てください!

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(2019年1月掲載)