医療生協さいたま生活協同組合 埼玉協同病院

市中病院

サイタマキョウドウビョウイン

情報更新日:2019/03/22

〒333-0831 埼玉県川口市木曽呂1317
048-296-4771 / 048-296-7182
JR武蔵野線東浦和駅より徒歩18分

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6カ月の内科研修で基本的な診療スタイルを身につける

―― 総合内科病棟から始まる内科6カ月間の研修が特徴的ですが、メリットについて教えてください。

春日医師:1年目の最初はまだ右も左もわからない状態ですから、まずは総合内科病棟から研修を開始して、病棟管理をみっちり経験するなかで基本的な診療スタイルを学んでいけるのは良いと思います。一人ひとりの患者さんの入院から退院までのマネジメントを経験した上で、色々な科に出ると対応力は大きく違ってきます。
7月からER当番として週に1回半日、上級医と一緒に担当していきますが、救急対応の短時間のうちに患者さんの背景事情などをどう掴むかは、病棟で培われた経験が大いに活きてくるものです。そして最初の6カ月のあと、さらに2カ月の内科研修を自由に入れることもできて、他科を経験したあとならではの新たな気づきも得られますね。

―― 最初に病棟に入ってどんなことから始めていくのですか?

大和田医師:まず受け持ち患者さんが割り振られ、3年目の先生が最初から手取り足取り指導してくださいます。問診から病状説明の仕方、検査オーダー時の看護師さんへの申告など、病棟管理の詳細から教えていただきながら、治療方針の決定に関しても自分の考えを積極的に伝えていきます。受け持ち患者さんを、3年目の先生のサポートを受けながら段階的に診ていく感じです。

松村医師:すべての症例を共有して、本当に細かなところから丁寧に教えていくんです。それが1~2カ月も経つと病棟にも慣れてきて、大和田先生も6月頃からは診療内容について自分の意見を出せるようになりましたね。そして7月になると、私は抜きで主治医の先生と一緒に診療に携わっていきました。最初は3名などの少ない患者さんの受け持ちから、余裕が出てきたら徐々に人数も増やしていき、比較的重症の患者さんも担当できるようになっていきます。

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初期研修で学ぶべき疾患や治療を最初の半年間で経験

―― 半年の間で、どのようなときに成長を感じることができましたか?

山本医師:救急当番のとき、たとえば消化器内科の疾患はある程度自信を持って診られるなど、慌てず対応できるようになりました。先生の言うことをただ聞いているのではなく、自分がベッドサイドに立って、自らの頭で考えることで、治療の中身もより具体的に吸収できる感覚があります。こういう患者さんが来たら、こんな経過をたどるのだろうな…というイメージが持てるようになりました。
また、わかりやすいのは、採血やルート確保などの手技の部分でしょうか。2人の指導医から合格をいただいてから独り立ちするので安心ですし、1人でこなせるようになった手技が増え、少しは成長できたかな…と感じます。

春日医師:総合内科にはさまざまな疾患が網羅されていて、たとえば糖尿病の勉強をしながら、脳梗塞や肺炎、尿路感染症など色々な疾患を診ていかなくてはなりません。私も1年目のスタート時は、難しそう…と思ったのですが、経験を積み上げていくなかで、初期研修医として学ぶべき疾患や治療は、最初の半年間でほとんどまかなえると感じました。成長への土台をしっかり築けると思います。

西野医師:埼玉協同病院は、生活背景に複雑な事情のある方や、経済的に困難な患者さんも少なくありません。そんななかで医療ソーシャルワーカーさんの存在をはじめ、難しい背景の患者さんを診るという姿勢や意識がすべてのスタッフにあり、研修医としての学びが深まる部分は大きいですね。
たとえば肺炎で入院してきて、病状が良くなったから帰すというのは医学的な解決ですが、でもその患者さんには帰る家がない、費用が払えない…といった問題が出てくる場合もあります。それだと医療的な解決としては不十分で、患者さんの退院後の生活までを考えながら、どうアプローチしていくべきかを内科病棟研修で知ることができます。

松原医師:私は外科ですが、たとえばがんの手術適応を検討するときに、単にステージングだけではなく、この患者さんが退院したらどうなるか…までを踏まえて治療の選択肢を考えられるのは、初期研修での経験があるからだと思いますね。
何よりも埼玉協同病院の研修は、内科としてのベースはもちろん、医師としての土台をつくる要素が豊富にあります。だから志望する科に関わらず、最初に内科研修をしっかり経験することは必要で、実際に外科志望で初期研修に来る人もけっこう多いんですよ。

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「なぜなのか」の問題意識に指導医と一緒に向き合う

―― この内科研修で1年目の先生に学んでほしいのはどのような点ですか?

松村医師:医師として一番大事なのは、病気だけを診るのではないということです。その人が本当に困っているのは何か。病気の前に、まずは人を見ることの大事さを知ってほしいと思います。その意識と考える力を、最初の内科研修でまずは身につけてほしいですね。
もちろんそれだけではなく、肺炎、脳梗塞、尿路感染などのcommon diseaseについては、救急や当直に出ても、初期対応は自分でできるようになるのが目標です。実際に今2人は当直に出て、それができていると思いますし。…どうかな?1年目の2人は。

大和田医師:まだまだ十分でないことが多いですが、でも内科研修で得た経験が、救急や当直に活きていると感じます。救急での限られた時間のなかで、カルテの書き方から抗生剤の選び方、必要な検査の出し方まで、理解してやれるようになってきましたから。

山本医師:僕は学生のときに埼玉協同病院を見学して、1年目の先生が自分で採血したり、自ら患者さんのところに行って話を聞いたり、手技もある程度こなしながら主体的に動いている姿を見て、自分もこんな研修がしたいと思ったんです。実際に今までの内科研修では、考えていた立ち位置で多くのものを学べています。

松村医師:どうしても医学生のときは病気単位で勉強することになるのですが、実際の臨床ではセオリー通りに治らないことも少なくありません。そんなときに、学んだ知識をフル動員しているのに、患者さんを良くしてあげられない…という状況に直面して悩むんですね。
そこで指導医がしっかりフォローして、現場で「なぜなのか」を丁寧に教えていきます。これでいいはずなのに良くならない…どうして?という問題意識を大事にしながら、上の先生と一緒に解決していく過程が自分の力となっていくんですよ。

春日医師:たとえば看取りなど、自分がそれにどう対応していけばいいのかが漠然としていたのが学生時代でした。でも、ご家族の考える看取りと、こちらが考える状況を擦り合わせていくのも医療の大事な要素なんですね。
経験することで少しはできるようになって、患者さんが亡くなったあとに、ご家族から「この病院で良かった」と言っていただけたのは、成長を感じることができた一つです。そんな経験を初期研修でしっかりと得られるのは、医師としての大切な土台になると思います。

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いつでもコンサルトできる雰囲気だから当直も安心

―― 当直は1年目の10月頃からスタートということですが、流れを教えてください。

西野医師:外来は2名で担当しますが、1年目は10月頃から1人の上級医とペアで入り、3名で当直を行います。2年目の4月頃までに上級医の先生から合格をいただければ独り立ちして2名で行います。
2年目から必ず1人で、というわけではなくて、本人の習熟度に合わせて、「当直医として大丈夫」というお墨付きを上級医からいただくことを優先しますから、ある程度自信が持てる状態で入っていけますね。

松原医師:初期研修で、右も左もわからない状態で当直に入ると、十分な診療や手技が身につかないと思うんですよ。だから最初に内科でみっちり基本を教わって、それをベースに救急や当直の現場で応用を学び、スピード感をつけてもらいたいと考えています。
初期研修時の当直では、外来が混み合ってきたら上級医でうまく捌いてあげて、今診ている患者さんにできるだけじっくり取り組める状況を作ってあげたいと思いますね。

春日医師:当直をfirst touchから診るなかで、この診断で良いのだろうか…と悩むことも当然あるんですね。そのときには、上の先生にコンサルトしやすい関係性をふだんから築けているのは埼玉協同病院の良さでしょう。医局の中でいつも先生方と顔を合わせているから気軽に話せる雰囲気があり、先生も嫌な顔一つせず、話をじっくりと聴いてくださいますよ。

―― あらためて、専攻医のお二方から医学生へのメッセージをお願いします。

松原医師:先日都内から、保険に入っていない中国籍の女性の救急要請がきたんです。他院で10件以上断られたということだったのですが、その方の診察を受け入れました。
そうした難しい事情を抱える患者さんは、ほかの病院ではなかなか診てもらえません。でも、どこかの病院で診なきゃいけない。うちは、そういう病院です。だから、「治療じゃなくて、医療をしたい」――そう考える医学生の方は、ぜひ来てください。

松村医師:私も総合診療科の専門研修で残りましたが、同期は7人のうち3人が3年目も残り、次の代も7人中4人が専門研修で残ります。次の世代へと受け継いでいく流れができつつあって、強固な縦のつながりによる若い力で、病院も地域も良くしていきたいという気持ちが皆にあるんです。そうした可能性や力を秘めた病院ですから、ぜひ埼玉協同病院で皆さんの力をフルに発揮してみてください。

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田舎過ぎず、都会過ぎず!? で住みやすさ抜群!
そして、サッカー好きにはたまらない立地です

―― 病院のほかの魅力を教えてください。

春日医師:都内に行きやすいアクセスの良さじゃないかな? 池袋にも近いし。

山本医師:大宮とか。あ、都内じゃないか(笑)。 でも大宮は便利な街だから行っちゃう。

松原医師:大宮はどこかの調べで、「住みたい街第9位」だからね!

春日医師:新宿にも1時間以内で行けちゃう。銀座も遠くないし、休日は遊びに行くにも便利ですよ。

西野医師:最寄り駅である東浦和の駅前にもけっこうお店があるからね。南浦和とか、1駅足を延ばせばけっこう都会!

大和田医師:私は大学が旭川でしたが、東浦和は都会過ぎず、田舎過ぎずという感じがちょうど良くて、住みやすいです。田舎に行きたければ北に行けばいいし、都会なら南、みたいな(笑)。

春日医師:暮らしていく上での不便はないよね。ちょっと買い物をしたいと思えば、電車で足を延ばせばいい。家賃も適度だし、東浦和は絶対にイイ!

―― 病院の周りで美味しいお店やおススメのスポットはありますか?

松村医師:埼玉の食材を使った美味しい居酒屋さんがあります。埼玉の地酒もあって病院御用達(笑)。埼玉は野菜が美味しいから、料理もかなりヘルシーです。
それに、埼玉スタジアムから直線距離で一番近い病院らしいから。レッズファンはぜひ!という感じで。仕事終わってからのサッカー観戦ができるかもですよ。

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(2019年1月掲載)