康心会汐見台病院

市中病院

コウシンカイシオミダイビョウイン

情報更新日:2019/04/12

〒235-0022 神奈川県横浜市磯子区汐見台1-6-5
045-761-3581 / 045-761-4111
JR「磯子駅」、京急「屛風ヶ浦駅」、京急・横浜市営地下鉄「上大岡駅」、JR「鎌倉駅」より無料シャトルバスあり。 JR「磯子駅」より横浜市営バスで『汐見台ストアー前』下車徒歩約2分

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患者さんに自ら向き合うことで得られる貴重な経験

―― 康心会汐見台病院にいらっしゃったのはいつですか?研修開始後の印象とともに教えてください。

初期研修を慈恵会医科大学附属柏病院で行ったあと、後期研修1年目として3カ月間の慈恵会医科大学附属病院本院の小児科医局を経て、2018年7月に康心会汐見台病院に来ました。
大学病院では当直でも上級医がPICUやNICUにいらっしゃるので、なんとなく安心感や甘えがあったかもしれません。でも康心会汐見台病院では、基本的にすべて1人で判断していく状況に置かれます。来院した親御さんに自分が責任をもって向き合う必要があり、主治医として対応していくことも含めて、研修医として大きな成長につながっていると思います。
それは初期研修医にとっても同様で、患者さんを目の前にして、自分が主体的に向き合うことで得られる経験はとても貴重。机上では身につかない学びの要素が豊富な環境だと感じています。

―― 日々の臨床で大学病院との違いを感じるのはどんな点ですか?

私のいた大学病院の小児科はチーム医療が徹底されていて、さらに疾患に応じて細分化されていました。専門的な症例のお子さんばかりが入院しているので、循環器班や血液班など、それぞれ6~7名の多職種で構成されるチーム制になっていて、臨床のプロセスに自分の意思が反映されるようなことはほぼありませんでした。
ところが康心会汐見台病院に来て、いま臨床で向き合っている症例は一般的なcommon diseaseが多く、それを自分の責任の中で診ていくことがほとんどです。通常の肺炎や細菌性の胃腸炎などの多彩な症例に対して、自分が前面に出て親御さんからの質問に答え、病状の説明や今後の見込みについて詳しく説明していきます。
とっさの質問にも的確に答えられる知識を身につけておかなくてはなりませんし、小児科に関する幅広い知識と経験が必要になります。すべての症例を一つひとつ丁寧に重ねていくことが大事だと実感させられています。

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小児科には専門性をもつ6名の常勤医が在籍

―― 小児科に興味のある学生が、貴院で研修するメリットについて教えてください。

康心会汐見台病院には産科がしっかりあって、周産期医療に注力しています。そして小児科には6名の常勤医が在籍しており、新生児から中学生くらいまでの一般小児科の疾患について幅広く診ることができます。
産まれてすぐに一過性多呼吸になったり、心拍数が落ちたり、新生児のアプガースコアが上がらず健康状態が良くないケースや、RSウイルス、アデノウイルスなどの感染症、一般的な肺炎、胃腸炎などのcommon diseaseをしっかり診られるのは大きなメリットです。
加えて小児科の6名の常勤医は、それぞれ血液、新生児、代謝疾患の中の遺伝子、腎臓などの専門をもっていることも特徴です。さらに常勤医以外にも、専門外来(循環器、腎臓、神経、精神)に外部から非常勤の医師が来られるので、専門分野でのアプローチを学ぶことができます。
先日も喘息の小児患者について、アレルギーや喘息の専門医と相談して対処していくのが望ましい状況だったのですが、外来の非常勤の先生にアドバイスをいただいて的確に対応することができました。
common diseaseをしっかりと押さえながら、そこに隠れている数少ない専門的な病気を見落とさずに拾い上げていく実践的な指導が得られます。その両面を学べるメリットが康心会汐見台病院にはありますね。

―― 2020年から小児科が初期研修の必修科になりますが、利点はどんな部分にあると考えますか?

私はむしろ、進路に小児科を考えていない人こそ、康心会汐見台病院で小児科を学ぶことにとても意味があると考えています。
将来専門的に小児科を診ることはなくても、内科や外科を診る際に、子どもが患者として来る、というケースは必ずあると思います。そのときに、医師として見逃してはいけない疾患は多々あり、小児科のcommon diseaseを診ることができるのはかなり重要といえます。
川崎病しかり、RSウイルスの肺炎から重大な合併症を引き起こすケースしかり……。そうした病気は専門を問わず診ていかなくてはなりませんが、康心会汐見台病院では、それらの必須な小児科症例を過不足なく診ることができます。
また、子どもは主訴や症状を自分ではきちんと言えません。だからこそ医師のほうから欲しい情報をピックアップしていく必要があります。鑑別力を育む意味でも、小児科で学べる要素は多いと考えます。

何でも聞ける「1年目」のうちに経験を重ねるべき

―― 小児科研修にのぞむ初期研修医に対してどのように指導するか、中村先生の教育方法やポリシーなどを教えてください。

私自身の経験からも初期研修で大切だと思うのは、「何でも最初に自分で決めさせてみる」ということです。もちろん後ろで見守りますし、対処が違っていたらすぐに止めますが、まずは初期研修医自身の判断で処置してみることが大切です。
実際の臨床の場で、自分の頭と体がどれだけ動くか。緊張感に包まれた状況の中で、親御さんからどんな質問が飛んでくるのか。それは現場の一線に身を置いて、実際に経験してみなければわからないのです。
親御さんに安心感を与える話ができるようになるには、とにかく場数を踏んで、試行錯誤を繰り返すしかありません。そうしたプロセスを積み重ねることで医師として成長できますし、その環境が康心会汐見台病院にはあると思います。

―― 中村先生は初期研修医のスタート時のことは覚えていますか?

もちろんです!1年目の最初の頃は、点滴の管も入れられないし、採血も手が震えて、それこそ駆血帯のゴムの結び方すら怪しい……、という状況でしたから(笑)。
やはり、「研修医だから……」と言えるうちに何でも現場でどんどんやっておかないと、恥ずかしくてそのうち何も聞けなくなるんですよ。特に2年目になって下が入ってくると、何でも聞ける、という状況とは違ってきますから。
だから最初の1年目でとにかく手技でも何でも現場の一線に立って、積極的に経験を積んでいくことが大切。「できないからやりたい。教えてください」とアピールすれば、トライさせてくれる先生が康心会汐見台病院には大勢いらっしゃいます。
経験や知識が圧倒的に豊富なベテランの医師が多く、処置や手技の面でもしっかりフォローがあるので心配は無用。先生方がどっしりと後ろで構えてくださっているので、安心感がありますよ。

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研修に集中できるようスタッフが親身にサポート

―― 研修を進めていく上での院内の雰囲気はどうですか。

中規模病院だからこその距離感で、スタッフ同士が常にFace to Faceで話せる風通しの良さがあります。
たとえば外科の先生のところに電話でなく直接足を運んで、「これは手術適応ですか?」等聞くことができ、すぐにフィードバックをいただけますから、次から話しやすくなります。
私は小児科医ですから、特に産科の先生との連携が取りやすいのはありがたいですね。産まれる直前から心拍数が落ちて危険な場合には、産科の先生からコールしていただいて、分娩室の隣で手袋をはめて待機することもあります。各科の垣根が低く、常に連携が緊密ですから、症例対応での自身の引き出しも増えていく感覚です。
医局では上級医の先生方と一緒ですから、相談や申し送りもしやすいです。たとえば患者さんの状態についてレジデント同士で相談をしていると、入院を担当した先生が会話を聞いて、「どれどれ……」と一緒に画像や数値を見てくださるんです。即座に的確なアドバイスをいただけますから有意義ですね。

―― 研修を行う上での働きやすさはどうですか。

周囲のスタッフの方が、研修医が本来業務に集中できるよう配慮してくださっています。
たとえば私が初期研修した大学病院だと、採血の検体一つでも、自分たちが走って検査室まで出しに行くし、採血の準備も自分たちで行っていました。
もちろん手順を知るのは悪いことではありませんが、ずっと続くと体力的にもきつくなってきます。その点康心会汐見台病院では、医師が本来専念すべき業務に集中できるようスタッフの方がとても協力的なんです。
たとえば採血に看護師がついてくださるだけでも全然違います。小さな子どもは、採血一つでも体を押さえていなければ嫌がって逃げてしまう。そこに補助に入っていただけるだけで、仕事の進み具合は違ってきます。
また、書類や申請書の記入・提出などは、周りのスタッフが親身にサポートしてくださいます。だから自分の勉強の時間も持てるし、本来の業務に安心して集中できています。
やはり、帰って寝るだけ……、という毎日だと、1日のなかで起こった疑問などを消化しきれずに次の日を迎えてしまうことになります。
もちろん指導医や上級医に聞けば教えてくださいますが、自分の時間を使って自学しながら新たな知識を身につけることもとても重要なことです。実際の臨床をふまえつつ、自分の時間で勉強もしながら知識の積み重ねが得られる、とても恵まれた環境だと思います。

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緑あふれるくつろぎの環境で気分転換
横浜&都心に気軽に行ける便利なアクセスもうれしい!

―― 横浜で研修する良さについて教えてください。

いまは病院から約10分の場所に住んでいますが、都内に出るにも、横浜で遊ぶにもとても便利です。
都内までは1時間で行けるので、仕事終わりに気が向いたら友人と会ったりしてリフレッシュできます。買い物に行くにも、横浜は言うまでもなく素敵な街です。でも僕は友達が都内に多いので、だいたいそっちに行ってしまうんですけど……。

―― 先生の休日のリフレッシュ方法は?

私は特別な趣味はないのですが、自宅も病院の周りも緑が多いので、ちょっと気が向いたらランニングなどで気分転換しています。
たとえば久良岐公園は、病院から歩いて5分くらいの公園ですが、芝生や大きな池があって、広々としていておすすめです。梅林もあるし桜も咲くし季節を感じられます。天気の良い日は、昼休みに公園で弁当を食べている職員もいますし、のんびりくつろげますよ。
また、海も近いし、みなとみらいなどのベイエリアも近いし、まさに横浜を満喫できます。

―― 日常での楽しみは何かありますか。

まだ私は入っていませんが、院内はスポーツの同好会が盛んで、病院のスタッフの方がみんなで楽しんでいるみたいです。バレーボールやテニスやバスケットボールのほか、今度バドミントンも始まるとか。医師も看護師も一般事務の方も、垣根なく誰でも参加してリフレッシュしているようです。
そして日常生活では、病院のすぐとなりに大きなスーパーがあるのでとても便利です。帰りにちょっとした買い物ができて重宝しています。生活していく上で不便さは全く感じませんし、周辺は自然が多くてのんびりできて快適な毎日ですよ!

(2018年10月掲載)