2020/11/27
ということで唐突に疾患解説へ突入。まずは問題で腕試し。
(※以下Androidとそれ以外(PC・iOS)で少し表示内容が異なります。)
緑内障は『不可逆性の特徴的な視神経・視野障害』を呈する疾患と定義されます。
つまり、そもそも緑内障の定義に眼圧は関与しません。
そのため緑内障の診断に『眼圧測定は必要ない』のです。
(眼圧測定は緑内障のなかでの「病型鑑別診断」が目的)
定義を知っていれば、緑内障の診断には
・視神経障害を確認するための「眼底検査」
・視野障害を確認するための「視野検査」
が有用と導けます。
とはいっても、『緑内障といえば眼圧』と捉えている人も多いのではないかと思います。
ではどこから緑内障と眼圧の関係性を導いてくればよいのでしょうか?
実は緑内障の定義の後半には眼圧に関する記載が出てきます。
『不可逆性の特徴的な視神経・視野障害』があり、かつ『眼圧低下によって進行抑制可能』な疾患というのが緑内障の正しい定義です。
つまり緑内障と眼圧は『診断』の段階ではなく、『治療』の段階で関係が出てくるのです。
「緑内障は眼圧が高い!」なんてことは定義には一言も書いてありません。
が、
「眼圧を下げれば進行抑制できる!」とは書いてあります。
これが緑内障と眼圧の正しい関係性。
定義に含まれているから、緑内障の治療は『眼圧を下げること』と言えるのです。
緑内障の治療は眼圧を下げるというのが定義から導ける(というかそのまま書いてある)ことがわかったところで、最後の混乱ポイントを整理。
それは『いつ』『どうやって』眼圧を下げればよいかの使い分けです。
ちょうどよい問題があるので解いてみましょう。
なぜ選択肢Cではだめなのか、説明できますか?
「高浸透圧利尿薬は眼圧上昇の程度が高度のときに使う」と説明してくれる学生によく出会いますが、それは論理的に適切ではありません。
選択肢Cは体液を尿として排泄する治療です。
なので水を飲めばもとに戻ってしまう、一時的な効果しかない。
一時的な効果しか認めない治療は『発作(有症状時)』に対して適応になります。
この患者さんは眼痛・虹視・頭痛がみられているので発作はしばしばきたしています。
しかし今は発作はありません(主訴に書いてないですね)。
つまり『現時点では発作を来していないから、発作に対して適応となる選択肢Cは✕』というのが簡潔な理論構成となります。
先ほどの問題(113F55)は、さらっと緑内障として出題しちゃいましたが、視野障害を証明していないので緑内障とは言い切れません。
問題テーマを正しくつけるとしたら、
『高眼圧発作(眼圧上昇発作)を繰り返す狭隅角患者におこなう適切な治療』
ですかね。
緑内障の症状は『視野障害』であり、『眼痛』ではない。眼痛は『高眼圧』の症状。
なので僕個人としては、閉塞隅角緑内障患者が訴える急激な眼痛・頭痛を『緑内障発作』と呼ぶのは好きではありません。
理論的に正しくつけるなら『(隅角閉塞による)高眼圧発作』がよいんじゃないかなぁと思ってたり。。。
虹ヶ咲いいですねー
見たいですが、μ’sとAqoursにドハマりしていたため、見るとえらいことになりそうなので国試後にしておきます。
個人的に好きなのは(声優陣)久保田未夢さん(プリパラ全部見ました)と楠木ともりさんなのですが、鬼頭明里さんがナントカの刃で大ブレイクしてしまったのでイベントの日程とか合わせるの大丈夫なんかなと勝手に心配しています。
話は変わりますが、今回の問題は最初の問題以外は合っていました(最初は見事に引っかかりました笑)
冬MEC頑張ります。
コメントありがとうございます!
ラブライブは他のにもハマっているのであれば、今作もきっとどハマりします!笑
国試後の楽しみとしてぜひともストックしておきましょう(*・∀・)
わかります!みゆたんもともりるもいいですよね〜
僕はワグナーなのですが、iRisは触れてきていなかったので、今回をきっかけにiRisにもハマっていきたいなと思ってます
コロナで社会情勢もいろいろとありますが、虹ヶ咲含めて、いろいろとライブが開催できるようになってほしいところです。
(ちなみに僕は虹ヶ咲声優ではめっちゃ僅差でみんな大好きですが、なっちゃん・ちぇみー推しです)
最初の問題はだいたい引っかかるのではないかと思います!
正しく理論展開していくと実は学生が全く勘違いしているという内容は、国試範囲でもたくさんあるのですっ
今後もそんな内容を取り扱っていきたいなと思ってますので、ひっかからないように気をつけてみてください笑
冬メックファイトです(。ゝ∀・)b