教師は粉じん作業従事者か?!

2014/08/21

自分の部屋には黒板があります。

koku

講義の練習をするのに使ったりしているのですが、
掃除する度粉雪のように舞い散るチョークを見るにつけ
「私コレ大丈夫か…」とふと疑問に思ったりなんかするわけです。

皆さんも小学校から現在に至るまで黒板には馴染みが深いはず。
特に小、中、高では黒板の掃除をした記憶もあるでしょう。
舞い散るチョークの粉を見て、吸い込んだら大変!なんて思ったことないですか??

自分も医学部に入ってなまじ塵肺なんていう病気を習ってしまったものですから、
これだけチョークの粉に曝露されていると私は塵肺になりはしないか?
これで塵肺になったら労災なのだろうか?なんて馬鹿なことを考えたりするわけです。

そもそも塵肺というのは粉塵(細かい粒子)を吸い込むことによって起こります。
粒子径が10μm以上あれば肺まで届かず鼻でトラップして除去出来ますが、
5μmを切るような小さな粒子は肺に沈着してしまいます。
それにより炎症が起こって肺に障害が出るのが塵肺です。
今流行りのPM2.5というのは粒子径が2.5μm以下のものを総称してそう呼んでいるわけで、
このサイズなら肺まで到達できるため健康被害が大きいと言われているわけです。

チョークの粉の粒子径は色々でしょうが、最近はわざと粒子径を大きくして
散らばったり肺に行ったりしないようにしている商品もありますし、
そもそもチョークの粉の主成分は炭酸カルシウムであり
これは水に溶けて消えてなくなるため肺に沈着して居座り続けることはありません。
つまりチョークの粉によって塵肺になることは「ない」です。
皆さん、安心して前の方の席に座りましょう(笑)

97H-78
じん肺と関係があるのはどれか。2つ選べ。
a 鋳物業
b メッキ作業
c 放射線取扱い作業
d ドライクリーニング業
e 陶磁器製造業

とりあえず不溶性のちっちゃい粒子を吸い込めば基本じん肺なわけです。
珪肺とか炭鉱夫のイメージが強いかもしれませんが、
サトウキビ肺とか農夫肺なんていう
有機物による塵肺もありますから、なかなか幅広いものなのです。
この選択肢の中であればaとeが粉塵の発生する作業になります。
少なくとも教師は粉じん作業従事者ではないようです♪