111回国師攻略vol.5 肝胆膵編

2016/12/14

~111回国試攻略講座のお約束~
※「対策」は近年よく出てる疾患や各教科の勉強の仕方をお伝えします。
こちらの方は頻出疾患を主に紹介していますので出る確率は高いはずです。
※「ワンポイント」は頻出疾患じゃないので知らなくても当たり前です。
最低限の知識はお伝えしますので読み物として。
※絶対みんなで合格しましょう!!

それでは第5回、「肝胆膵」行きます!

■ 対策の仕方
ガイドライン上消化管と同じ項目で扱われていることも関係しているのか、
消化管と同じく満遍なく出題されている教科になります。
範囲もそう莫大ではないのでこちらも広く勉強した方がいい教科と言えるでしょう。
敢えて言うなら「NASH」「自己免疫性膵炎」が近年話題となりやすく出題も散見されます。
あと「肝膿瘍」の出題は最近妙に多いので、
肝腫瘍の問題を見たら肝膿瘍の可能性はないか一度立ち止まって確認しましょう。

難易度としてもここ数年で一気に難しくなったという印象はない科目です。
肝細胞癌の治療選択などはやや難しく、
やはり消化管と同じく外科的な知識を問う傾向は見られるものの、
肝細胞癌の場合昔から治療選択についての難問はよく出ているため
いきなり最近出してきた、ということではなさそうです。
10年くらい前の対策と、現在行うべき対策が大きく変わらない科目になっていると思います。

前述の肝炎治療が固まってきて、出題が可能になってくる数年後に、
肝胆膵の出題方針もおそらく大きく変わってくるのではないかなと予測されます。

■ ワンポイント
1 エンテカビル
B型肝炎の治療薬です。
以前にも書いた通り、肝炎治療はここ数年で大きく方針が変わっている
(そして変わり続けている)ため、とても臨床的な分野ではあるのですが
なかなか出題しにくい事情があるようです。
C肝治療の救世主であるソホスブビル+レジパスビルは昨年発売と近すぎるため出題はまだ早いか。
と考えると発売から10年経っておりガイドラインでも
不動の地位を築いているエンテカビルの方がねらい目かなという気がします。

2 寄生虫性肝疾患
肝胆膵の過去問を分析していると、
どちらかというと新しめの疾患や聞いたことない疾患を次々出すというよりは
古典的な疾患を好む傾向があるように思います。
そこで日本住血吸虫、肝包虫症などの寄生虫疾患。
日本住血吸虫は肝内門脈の閉塞。
肝包虫症は北海道でいまだに散見される肝に嚢胞を作る寄生虫です。