草彅くんのドラマの話

2017/01/16

去年の今頃もドラマの話をしていたような。
春夏はテレビと言えば野球ですし、秋はそもそも家にあんまりいない
ということでドラマと言えば専ら冬に観ていることが多いです。

今期は草彅くんの「嘘の戦争」と、木村くんの「A LIFE」は絶対観ます!!
木村くんのは東京帰ったら観るとして(岡山なう)
草彅くんのはもう観ました、面白かった~kao07

草彅くんのドラマって面白いのが多いな~と思ってます。
僕シリーズとか。任侠ヘルパーとか。銭の戦争とか。
特にちょっと悪めのキャラがすごく似合う!!
僕シリーズも任侠ヘルパーも銭の戦争も甲乙つけがたいくらいお勧めですが、
今回紹介したいのは「僕の生きる道」。僕シリーズの最初の作品です。

草彅くん演じる主人公は28歳の高校教師ですが、ある日胃癌を宣告され、余命1年と発覚する。
残された人生をどう生きるか、というヒューマンドラマです。
さあ、医学生の皆さんならもうお気づきでしょう。
若年者、胃癌、余命1年…とくればそう、スキルス胃癌ですね。

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49歳の女性。胃部不快感と体重減少とを主訴として来院した。胃造影写真(別冊No.2)を別に示す。
この疾患について正しいのはどれか。2つ選べ。
a 高年齢層に好発する。
b 内視鏡検査により早期発見しやすい。
c 間質成分の増殖が顕著である。
d 腹膜播種転移を起こしやすい。
e 蛋白漏出を起こしやすい。

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国試でもスキルス胃癌の特徴はたびたび出題されています(c,dが正解)
胃癌はそもそも罹患率も減っていますし、近年は分子標的薬なんかも使われるようになり
治療は随分進歩していると思いますが、スキルスが怖いことは変わりありませんね。

さて、本ドラマは基本的に余命宣告を受けた人の心の動きが中心になっています。
従ってキュブラーロスの死の受容モデルは綺麗に描かれていると思いますが
私の記憶にある限りだと医療的な要素はかなり少なかった印象があります。
そもそも医療ドラマじゃないですしね。
同じく橋部敦子さんの作品なら「僕のいた時間」のALSとかは
人工呼吸器問題とかが扱われているので医学生が観ても勉強になると思います。

ちなみに木村くん主演の「A LIFE」も同じく橋部敦子さん作品のようですが
こちらはガチガチの医療ドラマみたいですねー!
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170114-00000041-the_tv-ent
東京都医師会が全面協力、医師会館で試写会とか、本格的すぎる。ガチすぎる。
木村くんはじめ出演者の皆さんも手術見学や練習など何度もやったみたいで、
医療的な描写の充実っぷりに今から期待してます!ほんと、最近の医療ドラマや漫画はすごい。

ドラマ観たらまたブログに感想書きに来ます!!