北海道に行ってました

2018/05/09

今更ながら、3月の頭くらいに北海道に行ってました。
親友が転勤で今北海道に住んでいるので会いにいった感じです。
1泊で行ったのでものすごくのんびりという感じではありませんでしたが..
自分が北海道に行ったのは小学生の頃の旅行以来だったので20年ぶりくらいです。

それにしても北海道のワンダーランド感はすごい!!たのしー!
食べ物もおいしいし温泉も気持ちいいし何より大量の綺麗な雪にテンションが上がりましたonpu05
ハイテクかんじき履いて雪山歩いて凍った滝とか見てきました。きれい!このアドベンチャー感!
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他にも湖に穴をあけてワカサギ釣りとかもしました(釣れなかったけど!)
あと個人的に網走監獄がすごく楽しかったです。
本当は流氷を見に行ったんだけど流氷は前日の嵐で飛ばされて全く見えなかった・゚・(ノД`;)・゚
流氷リベンジとしてオホーツク域もまた行きたいし、
北海道は広いので何度かにわけてまたあちこち行きたいなーと思いました。

さて。本日の問題です!

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35歳の男性。黄疸を主訴に来院した。1週間前から全身倦怠感を自覚していたが、2日前に家族から眼の黄染を指摘されたため受診した。
1か月前にシカ肉を焼いて食べたが一部生焼けであったという。意識は清明。身長174cm、体重70kg。体温36.5℃。脈拍76/分、整。
血圧128/76mmHg。呼吸数18/分。眼瞼結膜に貧血を認めない。眼球結膜に黄染を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。
腹部は平坦、軟で、圧痛を認めない。肝を右季肋部に2cm触知する。脾を触知しない。
血液所見:赤血球451万、Hb 13.8g/dL、Ht 44%、白血球4,600、血小板21万、PT-INR 1.0(基準0.9~1.1)。
血液生化学所見:総蛋白7.8g/dL、アルブミン4.3g/dL、総ビリルビン4.5mg/dL、直接ビリルビン2.2mg/dL、
AST 406U/L、ALT 498U/L、LD 426U/L (基準176~353)、ALP 486U/L(基準115~359)、γ-GTP 134U/L(基準8~50)。
免疫血清学所見:CRP 1.0mg/dL、HBs抗原陰性、HCV抗体陰性。腹部超音波検査で肝は腫大し胆囊は萎縮しているが、胆管の拡張はみられない。
対応として正しいのはどれか。
a 安静を指示する。
b 血漿交換を行う。
c シクロスポリンを投与する。
d インターフェロンを投与する。
e 内視鏡的胆道ドレナージを行う。

E肝の問題。PT-INRを見る限り劇症化は無さそうで、安静にして様子見ですね(答えはa)
E肝と言えばイノシシ肉。ですが、シカ肉でもかかります。今回はシカ肉で出してきましたね。
北海道と言えば海鮮や乳製品も有名ですがジビエも人気なようで、
普通にレストランでもシカ肉丼とかがメニューにありました。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/hepatitis-a-m/hepatitis-a-iasrd/6616-437d02.html
によるとやはり北海道はE型肝炎が多かったみたいですね。
北海道と言えばエキノコックスについても相当子供の頃からうるさく感染予防を言われるんだと
ガイドさんがおっしゃってました。寄生虫対策も北海道では特に重要性が高そうです。

最近ゴールデンカムイって漫画にハマってるんですけど、
色々北海道サバイバルグルメが出るたびに無駄に寄生虫を心配しちゃうのはもう職業病ですね…(笑)
それでは、次回はゴールデンカムイについて書きに来ます!

コメント

  1. ジャビット

    以前にも質問させていただきました。先生の授業とブログいつも楽しませていただいています。
    ブログ内容と関係なく申し訳ありませんが、QB、国試過去問の進め方について質問でさせてください。現在五年です。最近QBに取り組み始めたのですが、ただ問題を解いて解説を覚える方法でいいのか、解説によく載っている表はすべて覚えた方がいいのか、先生のオススメの勉強法、進め方がありましたら教えていただきたいです。言い方が正しいのかわかりませんが、ブランド病院を目指しており、6年の夏までにはほぼ完成した状態に仕上げておきたいなと考えています。お忙しいとは思いますが回答していただけたら幸いです。

    渡先生のように日常の出来事を国試の問題につなげるレベルまでいけたら何も困りはしないと思うんですが到底できそうにありません…本当に尊敬しています…笑

    1. Dr.渡

      ジャビットさんこんにちは!
      ブログにコメントありがとうございます。

      >先生のオススメの勉強法、進め方がありましたら教えていただきたいです
      私は基本的に問題は「解くだけ」というのをお勧めしております。
      知識のとりまとめというのは問題で行うことではなく、ビデオ講座で言うならレジュメの部分、
      ご自分で勉強される方であれば、お気に入りの解説書や自分で作ったまとめノートの方で行うものだと思います。
      問題については「解くだけ」で、正解できた問題については
      解説や選択肢考察なども完全スルー、不正解した問題だけ解説を軽く読む程度です。
      そしてこの方法により、問題「数」をこなすことが大事だと思っています。
      解説をいちいち読み込んでいると、数をこなすことが難しくなるので、
      何周も何百問も解くためには必然的にこの進め方となるはずです。
      じっくり10問解き込むより、同じ時間で50問解く方が効果的と思います。
      もし、全然そんな速さで問題を解けないという場合、それはそもそも必要な知識が身についていないということなので、
      問題に入る前に、各疾患の知識をビデオ講座なり教科書を読むなりで固めるべきではないかと思います。

      ただ、勉強法というのは本当に人それぞれですので一概に言えない部分があります。
      私の意見を、お勧めをということであれば上述の通りですが、
      絶対にそうしろ!と言えるようなものではありませんので、参考程度に捉えて頂ければ幸いです。

      >渡先生のように日常の出来事を国試の問題につなげるレベルまでいけたら
      >何も困りはしないと思うんですが到底できそうにありません
      多分、問題を解きまくればこのレベルに行けます!
      私に限らず、問題を何周もしっかり解いてる学生さん(成績上位者)はそういう方が多いと思います。
      何度もやってれば問題は覚えてしまうので。そして覚えておくと
      本番でも模試でも同じような問題が出るのでめちゃ早く解けるようになります、、
      でも、尊敬だなんて(照れ(n*´ω`*n)ありがとうございます!これからも頑張りますね。

      ジャビットさんも、暑くなってきましたが、身体に気を付けて頑張って下さいね!
      この度はコメントありがとうございました。

      1. ジャビット

        お忙しい中返信ありがとうございます!
        まずは授業、教科書の内容を十分に頭に入れてからということですね。参考にさせていただきます、ありがとうございます。
        渡先生もお身体に気を付けてください。
        初歩的な質問に答えていただいてありがとうございました。今後も授業、ブログ楽しみにしてます!

    1. Dr.渡

      金子裕介さん
      こちらこそ、ご受講頂きありがとうございます。
      今後ともよろしくお願い致します!

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