覚王山と聞いてかくおうだんと読む

2019/01/19

渡ですkao06

愛知医科大学に向かうため名古屋地下鉄東山線に乗っていた時のこと。
いつものようにふんわりヤフーニュースを観たりゲームをしたりしていたら

「次は核黄疸~核黄疸~〇〇〇(近隣の施設名)にお越しの方は次でお降りください」
という車内アナウンスがあり、「核黄疸?Σ( ̄。 ̄ノ)ノ」と驚きなんのこっちゃと外を見ると

kakuousyo

こういうオチ(笑)ああ…「かくおうざん」っていう駅があるのね~(^-^;
車内放送ってちょっと音声割れるから「かくおうだん」に聞こえてならない。
2~3年前にも愛知医科大学行く時に全く同じ反応をした気がします( ;´Д`)

核黄疸と言えば忘れられない問題がこちら。

111E-43
日齢3の新生児。哺乳不良と傾眠傾向とのため産科診療所から救急車でNICUに搬入された。在胎40週、3,200g、
Apgar スコア9点(1分)で出生した。生後6時間から皮膚と眼球結膜の黄染を認めていた。体温37.0℃。心拍数120/分、整。
呼吸数40/分。SpO2 98%(room air)。血液検査:赤血球380万、Hb 13.0g/dL、白血球12,000、血小板23万。
血液生化学所見:総ビリルビン30.0mg/dL、直接ビリルビン1.8mg/dL、AST 15U/L、AST 18U/L、LD 650U/L(基準335~666)。
この患児にみられる可能性が高い所見はどれか。

a 注視麻痺
b 後弓反張
c 大泉門膨隆
d アテトーゼ
e 筋トーヌス低下

正直に言えばこの問題は当時解けませんでしたaicon205
核黄疸であることは分かったのですが、自分の中で核黄疸=基底核の障害=不随意運動でdにしてしまった。
確かに進行すればアテトーゼも出るのですが、この子はまだ日齢3なので初期症状としては先に筋トーヌス低下が起こるんだそうです。答えはe。

核黄疸にはプラハの分類というのがありまして、

1期(発病から2~3日):筋緊張低下、Moro反射減弱
2期(3日~1週間):後弓反張、落葉現象
3期(1~2週間):2期までの神経症状の消退
4期(1年~):アテトーゼ、知的障害などが出現

の順番で進展していきます。

多分私は核黄疸=基底核の障害、と強く思いこんでいたせいで不随意運動しか頭に浮かびませんでした。
実際には、高ビリルビン血症の際、障害されるのは基底核だけではなく大脳皮質など別の場所もやられるそうです。
だから不随意運動以外だって普通に起こってくるわけですね。核黄疸という名前だと私のような誤解をする人が多いので
最近は「ビリルビン脳症」という名前がより適切であると言われていますte03

「こんな問題難しすぎる!」と当時は不満だったのですが、調べてみると
核黄疸(ビリルビン脳症)は進行すると手遅れとなりますが、1期のうちに見つけて早く治療を行えば治せるようです。
出題者としては、その早期の核黄疸を見逃してはならない、ということを伝えたかったのですね。
国試はやっぱり1問1問、出題者からのメッセージとか、訊かれている理由があるんだなと改めて感じましたenpitu

コメント

  1. とある4年生

    CBTメック講座を受講させていただいていました。
    先生の分かりやすい講義のお陰もあり、無事CBT合格することが出来ました。
    ありがとうございました!

    1. Dr.渡

      とある4年生さん

      コメントありがとうございます!
      CBT受験お疲れ様でした、そして合格誠におめでとうございます。
      嬉しすぎるご報告、本当にありがとうございます(*^_^*)
      ひとまずゆっくり休んだら…
      またこれからも、ブログや講義など、国試合格まで
      サポートして行きますので共に力を合わせて頑張りましょう!

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