どこよりも早い高血圧ガイドライン2019

2019/04/25

渡です。4月25日は高血圧ガイドライン2019の発売日でございます。
待ちにまった…待ちにまった高血圧ガイドライン2019がやっと出てくれました…
これで臓器別の改訂作業が出来る…という本音はさておき!笑
…今回の改訂は医療現場では随分と話題になりました。

理由は「アメリカで高血圧の基準が変わったから」です。
アメリカでは2017年に高血圧の基準値が変更され、130/80mmHg以上で高血圧ということになりました。
これによりアメリカの高血圧患者は一気に3000万人増え2人に1人が高血圧という事態に(;´Д`A
そして日本においても高血圧の基準をどうするかっていうのがすごく問題になっていたんです。

結論としては、日本における高血圧の基準は140/90mmHgで据え置きのまま。アメリカに追従とはなりませんでした。
ただし、降圧目標が変更となり今までよりも厳しくなりました。

合併症がない場合の降圧目標
75歳以上は150/90mmHgだったものが140/90mmHgに引き下げ
75歳未満は140/90mmHgだったものが130/80mmHgに引き下げ

他には130〜139/85〜89を今まで正常高値血圧と呼んでいましたが
新しいガイドラインでは130〜139/80〜89を高値血圧と呼ぶようになりました。
「正常」を抜くことによって「正常」じゃないぞ、と。安心するなよ、という圧力を作りたいということでしょう。

そもそもアメリカで高血圧の基準が下がったのは、製薬会社の陰謀なんて説もありますが、
血圧が130くらいでも120台以下の人に比べて1.5倍以上心血管系死亡リスクが高いからです。
日本において、長らく一般人にも定着している「140、90」のお題目を変えるのは
社会的混乱も大きいが、それでも下げることは下げたいということで降圧目標が厳しくなったものと思われます。
日本は伝統的に高塩分食の国ですので、割と血圧管理についてはうるさくなりがちですね。
今度「トランス脂肪酸がなぜ日本で規制されないのか」っていう話もするつもりですが、
食事療法というのはお国柄も大きいです。日本は高脂肪食の心配はそんなに…だけど高塩分食の心配は多いに必要。
ちなみに私も早くも血圧が高めでございますので時々測ってはヒイッとなってます(;ω;)
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なお、高血圧ガイドラインは高血圧学会のHPでいずれ全文無料で公開されますが、
書籍の発売日と同時に公開とはならないので無料で見たい場合はしばらくお待ち頂く必要があります。
簡単な要点とかをまとめたニュースなどはあると思うのでそれを見るか…
本ブログを見るか、予備校の方は臓器別最新版をお待ちくださいませ!と宣伝しつつ今回はこれにて。

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