2019/08/16
皆さんこんにちは。渡です
夏ドラマで「偽装不倫」やっているんですね〜。
私東村アキコ先生の漫画好きでして…東京タラレバ娘に続いてこちらもドラマ化。大人気作家さんですね。
そんな東村作品で私が一番おススメしたいのが「かくかくしかじか」。
東村先生は女性向けのラブコメが有名ですがこの「かくかくしかじか」は
漫画家になるまで、そしてなってからのご自身の体験をまとめた自伝的作品となっており
「進路を選ぶとはどういうことか」「働くとはどういうことか」を考えさせられる作品になっています。
なので女性はもちろん男性でも心に刺さる作品だと思います。
実際私も男性(メックの映像スタッフさん)に勧められて読んだ漫画です。
以下、核心ではありませんが漫画の内容に触れますので
これから読む方で一切の事前情報を入れたく無いという方は閲覧注意です。
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※石膏デッサンは結局「訓練」なので、1回でも描いたことがあるのとないのとでは感覚が全然違う。
※構図ひとつとっても全ての像の全ての角度で必勝パターンが決まっている
美大を受験する主人公(東村先生)の試験会場でのセリフなんですが、
これを読んだ時私かなりびっくりしまして…
なんとなく私のイメージ、美大受験生とか画家さんみたいな芸術家は
どんな絵でもその場でパッと描けるものだと思っていました。
描いたことあるやつじゃないと書けないって、それ国試と同じじゃんって。
これは私の考えですが、何事も無から有を作り出しているわけじゃなくて、
いろんなことになんらかのベースや型、みたいなものがあって、
それを知ってるかどうかが大きいんじゃないかなと思います。
国試の問題だって、ゼロから全部考えるってやっぱりなかなか難しいと思うんですね。
よく「過去問はもう覚えちゃってるから意味がない気がする」という相談を受けますが、
個人的には覚えるくらい解きこんでおくのはとてもいいことだと思っています。
(もちろんレジュメやビデオで病態等を理解している上で、ですよ)
国試は全体の3/4は過去問と同じような問題が出ます。
想像してください。
国試本番で、試験スタートと同時に問題冊子を開いて、見開き6問が目に飛び込んで来た時、
そのうち3〜4問がすでに知っている問題であったとしたら、勝った!と思いませんか?
残りの知らない問題だって精神的に落ち着いてゆっくり時間をかけて考えることができます。
これが知らない問題ばっかり、全部見たことない…だったら精神的にめちゃくちゃ焦って、まず気持ちの面で負けます。
1番の選択肢aから順番に1個ずつゼロから考えていたら
最近は1ブロック70問とか80問くらいあるので、
疲れますし時間も間に合わないかもしれません。
知っているということはそれだけ圧倒的優位に立てるということです。
臨床現場でもよくわからない患者、よくわからない症状で、どうしたらいいかわからない時に、
的確に指示を出せる先生というのは時々いて、そういう人に後で
「すごいですね、どうしてわかったんですか」って聞くと
大抵「ああ、僕あれ昔似たような症例に出会ったことがあったんですよ」と言われます。
つまり「知ってた」から早く対応ができた。
仕事が出来る人って天才的にひらめいてしまうというケースがゼロとは言いませんが、
ほとんどは「経験が豊富で色んな型を知っている」というケースだと思います。
そして試験における経験は過去問演習で、臨床現場における経験は色んな患者さんを診ることではないでしょうか。
皆さんも是非たくさん問題を解いていただければ嬉しいです。必ず本番で得をしますよ!
今6年生です。卒業試験前なのですが、国試からももちろん出題されるので、自分が今まで解いて出来た問題も含めて国試を見直すことの重要性をひしひしと感じていましたが、渡先生のこのブログを読んで確信しました!笑
元気が出ました!頑張ります。
ヨーグルトさん
卒試直前の6年生さんということで、お忙しい毎日かと思います。
ですが、おっしゃる通り&既にお気づきの通り、
国試の過去問演習の重要性は間違いないです!Dr渡が保証しますよ(^-^)b
自信を持って進めてくださいね!
私の方こそ、コメント頂いて元気が出ました。
お互い頑張りましょう♪コメントありがとうございました。
渡