塩は血圧を上げるのか

2019/11/05

渡です。今回はシンプルなタイトルですがなかなか深い内容となっておりますd( ̄  ̄)
是非皆さんにも考えてみて頂きたいテーマなので、突然ですが問題です!
以下のような患者さんがみなさんの外来に来た場合、自分だったらどのように説明するか考えてみてください。

どうぞ!

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いかがでしょうか。なかなかの難問です(*_*)
これらの質問に、自信を持って答えることができる人は現役医師でもなかなかいないのではないでしょうか。

まず、「減塩で血圧が下がるのか」
これの答えは「多分、下がります」ですかね〜。
長年の研究で塩分の摂取量と血圧には明らかな相関関係があることが分かっています。
ただ、
・塩分の影響をどれくらい受けるかは個人差が大きいため、
「減塩でも血圧が下がらない人」というのは確かに存在する。
・近年、塩分摂取量と血圧に関係がないという調査報告も存在する。
などの理由で「減塩不要説」を訴える医師もいます。
決して荒唐無稽な説ではありませんが、高血圧ガイドラインが減塩を支持している以上
減塩を行うべきと考える医師が現状は多数派と言えそうです。

次の質問。「食塩非感受性なら減塩は無意味か」。
高血圧には食塩の影響を受けやすいタイプ(食塩感受性)と
そうでないタイプ(食塩非感受性)があると言われています。
前者は減塩が有効で、後者は減塩が無効or効果が薄い。

これは患者さんからしたらたまったもんじゃないです!
もし自分が後者なら減塩頑張っても意味ないじゃんと思うのは当然ですし、
自分はきっと後者なので減塩は必要ないと思いたい人が出てくるのもまた当然。
私の考える答えは「あなたが食塩感受性か非感受性かを調べる方法がありません。
また、食塩感受性の有無は遺伝的な素因もありますが生活習慣によっても変わるので、
今食塩感受性が無かったとしても、これから先も感受性がない保証はありません。
である以上は全員に減塩をお勧めしています。」
ですかね。

いずれもなんか歯切れの悪い答えだったらすみません。
度々本ブログでも触れている通り、食事に関することは体質も大きいし
研究も難しいしで絶対的な正解というのが無いものなのです(>_<)→参照:コーヒーは体にいいらしい。

しかし!ただ一つ言えることは!
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もちろん降圧薬も使いますけど、生活指導としては減塩は正解選択肢です!!
高血圧を患わっている中高年の医師達が減塩に励む姿をあまり見かけず、
医師としても減塩の効果を疑う声や、やはり塩が食べたい(切実)という意見も実際には多いと思います。
しかし国としては減塩トレンドを作っていくのが高塩分国、日本の方針なので
厚労省の作る国試でこの選択肢が×になることはよほど強いエビデンスが出ない限りは無いでしょうな。。

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