2020/05/08
渡です
本日をもってDr渡ブログ「部屋とYシャツと国試」は6周年となりました。
いつも読んで下さっている皆様に心から感謝申し上げますヾ(*´∀`*)ノ
昨今の外出自粛・休業要請で苦境に立たされている塾業界ですが
ものを教えることや教えられることの大事さを逆に実感する毎日です。
よく「自分で調べろ」とか「人に訊く前にググれ」みたいなことが言われますが、
私は分からないことがあったら人に訊いちゃっていいと思います。
人に教えたり、教えられたりした方が本で勉強するより頭に入りやすいことが多いので。
友達とかに何か(勉強に限らず)を熱くプレゼンされたら「そんなに面白いんだ!」って興味も持ちやすいし、
何か覚える時も機械的に覚えるより「◯◯さんが好きって言ってたヤツ」みたいな方が覚えるんですよね。
なので是非皆さんにも「渡のブログで出てきたヤツ」で覚えて頂けるといいなあという気持ちで書いています(笑)
何より私自身、好きなことや勉強したことを語るのはとっても楽しいので!
「自粛で手持ち無沙汰になりがちなんですがどうしたらいいですか」
「直前期に何をやったらいいか分からないんですがどうしたらいいですか」
という質問をよく頂きますが、もし良ければこのブログの過去ログとか読んでみて下さい!
机に向かって堅苦しく、ではなく、ベッドに寝っ転がりながら楽しんで欲しいという
コンセプトは6年前から全く変わっていません。これからもブログ共々Dr渡をよろしくお願いしますm(_ _)m
お久しぶりです。
早いもので研修が始まり半年が経過しました。
お元気ですか?朝晩、寒暖差が激しくなってきたので体調には気をつけてくださいませ。
なかなか研修医生活は、研修だけでなく、生活も大変だなと思いました。
この半年の間救急診療にも携わりましたが、夜勤の生活も複数経験しました。
奇跡的に何もないときもありましたが、
連続で患者さんが来て上級医に怒られながら(笑)指導を受けました。
他の科でも未だに研修医として難しい(個人差によりますが)輸液全般の知識と応用、薬の名前と作用、
カルテ記載能力は難しい、いやわからないことだらけだなと思いました。
不器用な方なので手技の失敗も多いです。
こんなんで大丈夫かと思う日々です。
「アンサング・シンデレラ」はすごく面白かったです。
グルカゴンのお話が出てきたと思いますがブログの内容を引用させていただくと、
内視鏡検査の時に、検者側が消化管の運動を止めて消化管内を見やすくするために(正しいですかね?)抗コリン薬を使用する際、
前立腺肥大症(尿道狭窄を招く)とか
閉塞隅角緑内障(狭隅角を悪化させる?)とか
併存した患者さんの代用薬としてグルカゴンを使用したりしていたのを実習の時に見たのを思い出しました。
血糖値を一時的に上げ、また下がるので甘いものを検査後補給してね、と言われてた気がします。(たぶん、言われてた気がしますが、これも正しいか、曖昧です)
国家試験で得た知識+実習の朧気な記憶、そして渡先生含めて臨床に即した講義のおかげで知識が蓄積されたと思います。
すいません、少し相談があります。
相談場所を間違えたら申し訳ないです。
今の時期だと、2年目の先輩方は将来の科に向けて準備をすすめつつあります。
あまり事情も表面的なことしか知らず、むしろ無知に近いかもしれません。
個人的には、
小児から大人までの発達障害や職場や学校でのストレスや不登校やうつ病などについて学生時代興味があり、精神科は勉強して興味深いと感じたので精神科は候補にありますが、身体診察もしっかりできたらいいなと考えてます。(不謹慎に聞こえたらすいません)
(まだ知らないことはたくさんですが)
単一科疾患というより、栄養及びその指導とか社会背景とか生活習慣病にも興味があります。
他だと癌治療の緩和ですかね。
疾患の治療もたしかに興味はありますが、健康な人の健康をいかに維持するかとか、予防などに興味があります。
まだ知らないことのほうが多いですが。
手技をたくさんするとか、ハイパーな場所で頑張る、当直バリバリというのは考えてなく
自分の体と相談し、最低限できる範囲でしっかり医療に従事したいと考えています。(大丈夫ですかね?)
長文になりすいません。
答えにくい質問になってしまったら申し訳ないです。おっしゃっていただきたいです、すいません。
①先生がなさっている産業医とは、
決まった科(循環器とか消化器)などの先生しかなれないでしょうか?
②また、産業医の診療業務は何科にあたるか、すいません、わかりません。
③月1回の巡回や指導など国家試験では習いましたが、②と重なりますがどんなことをされていますか?
④3年目の選択は本当に迷います。実際の総合内科及び総合診療科は
メディアなどでも憧れがあり、知識、科の垣根を超えるのですごいと感じましたが実際大変でハードだなと研修では感じました(かっこいい、それだけでは駄目だなと)
ただ、単一の科をやり続けてる先生方もいるなか、自分は不安になります。
家族や身の回りの人にこれはどうしたらいい?という相談のときです。
もちろん自分を守るためにも。
疾患や体の不安など様々な範囲にわたるときですね。
理想が高すぎるのは重々承知してますが、
臓器に向き合うより、患者さんに向き合う(どの先生もされていますが)ような道に行けたらいいなと思います。
家族や身の回りの人の相談にも色々乗れるような。
活路が今一歩踏み出せずにいます。
何かアドバイスありましたらよろしくお願いします。
改めて長文すいません。
質問も多岐にわたり申し訳ないです。
お時間かかっても大丈夫です。
たうらすさん
こんにちは!コメントありがとうございます。
毎日、充実した日々を送っておられるようですね。
失敗は私も(塾講師としても医師としても)日常茶飯時です(;・∀・)でも、失敗しながら学んでいます。
①そんなことないです。産業医の資格があれば誰でも出来ますよ。
②産業医の診療業務は何科にも該当しません。というか、診療をすることはほぼなくて、
健康上や業務上の悩みに対応する形になるので、相談役みたいなイメージが近いと思います。
③巡回は基本職場をぐるーっとするだけです。危険物がある時はちゃんと対策されているかなどは確認します。
指導は衛生委員会でプレゼンをしたり、個別に健康不安がある方にはメールや対面で相談に乗ったりしています。
④私がこの仕事をしているのは広く浅く詳しくなりたいからっていうのもあるので
たうらすさんのご興味を持たれている分野にはすごく共感できます。
精神的ストレスのことも、栄養や予防のことも、自分や家族の生活に役立てられるのが楽しいですね。
私は食事もストレス管理も自分の身体でいろんなことを実験している毎日です。
たうらすさんは自分が何が好きでどうなりたいか、ということをちゃんとわかっておられるのですね。
そのゴールがちゃんと決められている人は、途中の道はどちらでも必ずゴールにたどり着けるので大丈夫です。
精神科でも身体疾患をちゃんと考えられることは武器になりますし、
精神科の先生って書籍出したり健康指導にあたる方も多いので健康に関わること全般詳しい先生がやたら多い気が…。
総合診療科は今すごく需要があると思いますし、まだまだこれからの領域なので活躍できる可能性が高い気がします。
>単一の科をやり続けてる先生方もいるなか、自分は不安になります。
確かにエキスパートが重視される風潮がかつてはありましたので、不安になってしまう気持ちは分かります。
でもこれは本当に、不安にならなくていいと思います。総合診療科もある意味エキスパートですし。
何より皆がやってないことをやるって素晴らしい!と私は思っているので。おっとこれは私の好みですね(笑)
ありがとうございます。
遅ればせながら、6周年おめでとうございます。
医局とかスペシャリストなどたしかに言われがちで、自分が選ぼうとする道は
マイノリティーではないかと不安になりました。
実際に会社はフィールドも広げていけたらいいなと思いますが、
身近だと自身を含めて家族ですね。
助力できる何か力を得たいなと思います。
繰り返しになりますが、
ストレスや栄養のこと、生活習慣病やその方の社会背景まで知れるようになりたいですね。
渡先生みたいに国家試験の知識ももう一度見直し
インプットもアウトプットも両方できるようになりたいですし、
基本から見直して(研修でまわらない科もありますが)診療に活かせたらいいなと思います。
ご相談ありがとうございました。
たうらすさん
6周年お祝いありがとうございます!
マイノリティー万歳ですよ!だからこそ活躍できるってものです。
どうなりたいかはっきりわかっていて、そのためにやるべきこともしっかり考えておられますが
私が研修医1年目の頃はそんなにしっかりしていませんでした;
なので偉そうなことは言えないのですが、これからも国試知識見直しや最新の知見など、
ブログでも紹介していきたいと思っておりますので微力ながらお力になれれば幸いです。
これからもよろしくお願いします(^^)