報われない努力は存在しない

2020/08/24

今回はMECチャンネル出張版(動画版)です。

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8samune

コメント

  1. Naoted

    こんにちは。いつも楽しく拝見させていただいております。
    記事内容とはかけ離れてしまうのですが、質問をさせてください。
    血清カルシウム値を測定する際にはアルブミンと結合するもの、無機陰イオンと結合するもの、遊離カルシウムの3つを合わせたものとして算出されると教わりました。アルブミンが減少した際に血清カルシウム値が低い値を示すとありますが、アルブミンと結合できなくなった分のカルシウムは遊離カルシウムとして血中に存在して結局は補正しても値としては同じなのではないかと考えてしまいます。
    結合できなくなったカルシウムが排泄もしくは骨などに蓄積されるとしたら補正値では減少すると思うのですが、アルブミンが減少したときのカルシウムの動態はどうなっているのでしょうか。

    1. Dr.渡

      Naotedさん
      ブログをご覧頂き、またコメント頂きありがとうございます!

      例えば採血で測定した総Ca値が同じであったとしても、
      アルブミンが高い場合→アルブミンと結合しているCaが多い→その分freeCaは少ない
      アルブミンが低い場合→アルブミンと結合しているCaは少ない→その分freeCaは多いと考えられるので、
      総Caが同じでも同じ機能を果たすと考えるのは不公平なため低アルブミンの場合は下駄を履かせるために補正をしているという認識です。

      カルシウムの補正についてはとても難しいところで、私も厳密に理解できているかはちょっと自信がないのですがσ(^_^;)少なくともPayneの補正式はあくまで推定値なので、実際のCa濃度とは必ずしも一致しないようです。

      1. Naoted

        ご返信ありがとうございます!
        やはり大事なのはFreeCaで、全体の測定値からFreeCaを予測するために補正する必要があるということなんですね。
        とても参考になりました!

        1. Dr.渡

          Naotedさん
          いえいえ!なんだかメカニズム的な話が出来なくて申し訳なかったのですがお役に立てたなら良かったです♪
          こちらこそコメントありがとうございました!

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