臨床実習で精神科をローテする時のアドバイス!

2021/06/09

今回の546チャンネルでは、臨床実習で精神科をローテする時のアドバイスを少々!(^^)!

私はもともとERドクター出身です。今は総合内科専門医を取得してその経験を緊急往診に活かす毎日なのですが、とかく救急は精神科領域が多い。これホントです。自分が20代後半の時にERの指導医が「救急外来の25%は精神科だよね」なんて言ってましたが、事実そうです。ちなみに私は朝9時から夕方5時までのERで「救急車で搬送された方のほとんどが精神科領域だった」という経験もあります。なので将来ERで活躍したい医学生たちにはお勧めのローテーション。 

となると重要なファクターはズバリ「緊急性の判断」です。例えば双極性障害で大暴れして自傷他害状態であればこれは緊急性が高いと判断し、緊急措置入院等が適応となりますよね。その時に精神保健指定医がどの様に判断し、そしてどの様な書類にサインするのか等を見る機会だと思います。

また、双極性障害の方で手がブルブルと震え、遂には全身けいれんに至ったとなれば鑑別の第一は炭酸リチウム中毒です。この場合は気道確保やジアゼパム、そして血液透析が必要となってきます。そう。精神科を学ぶためには内科の知識が必要になるのです。

ですので精神科領域でよく使用されるお薬の副作用も勉強する絶好の機会。私は研修医の時は病棟や外来が落ち着いている時に精神科の薬を勉強することにしていました。そしてそれが今に活きています。それをこの546チャンネルの愛読者に伝えたい(≧▽≦)

ではラストに医師国家試験の一般問題対策!

疾病と原因物質の組み合わせについての設問です。〇か×かでお答えください。

110A13
腎性尿崩症 ― リチウム( )

 

答えは○です!その他に手指振戦、けいれん、下痢や吐き気、眠気なども。ちなみに腎性尿崩症を放置すると脱水や循環血液量減少性ショック、それらによる更なる腎機能低下に至ることもありますのでご注意を。 

そういや2007年に日本老年医学会雑誌で炭酸リチウム中毒の2例を症例報告したなあ・・・
炭酸リチウムを投与する時は患者さんの血中濃度を測らないとね。

ではでは ^^) _旦~~

Dr.koshiro_0609