

- profile
- 医師と弁護士のダブルライセンサー。医療関係に特化した医療弁護士と、労働衛生コンサルタント資格を利用した産業医として活躍中。メックでは公衆衛生のスペシャリストとして定評がある。
医師/一部上場企業統括産業医、聖マリアンナ医科大学法医学非常勤講師、奈良県立医科大学精神科講師(精神保健及び司法精神医学担当)、眼科及び耳鼻咽喉科外来診療、国立大学法人東京医科歯科大学元理事・監事
弁護士/医療過誤訴訟、医療法人マネジメント、医療法人M&A、厚生労働省ハンセン病問題に関する検証会議の提言に基づく再発防止検討会審議委員、世界医事法学会WAML代表監事 等

interview
- 学生時代の国試勉強法を教えてください
- 当時の医師国家試験は4月実施。私は国試の勉強を前年の10/10(体育の日)からスタートしました。周りよりだいぶ遅れていたので、とにかく必死に「電話帳」※と呼ばれる過去問と、オリジナル問題集を繰り返し勉強しました。
※当時は個人情報保護の概念が薄く、地域の全世帯、全店舗の住所と電話番号が掲載されたものすごく分厚い「電話帳」があった。それと同じように国試問題集が分厚かったため「電話帳」と呼ばれていました。
- 医師免許の後に弁護士資格を取得した理由を教えてください
- 大学時代から臨床ではなく公衆衛生学か法医学を専攻したいと思っていました。親しい先輩である公衆衛生学の助教授から大学院に誘われたので、大学院に進学しました。
当時は臨床研修が義務化されていなかったのですが、教室の方針が「外の病院で自由に2年間研修してこい」というものでした。ですから、将来本格的な臨床をやるつもりはありませんでしたが、外来ができるくらいの実力はつけたいと考え、眼科と耳鼻咽喉科の両方を研修しました。
3年目からは大学に戻り研究活動に入りましたが、耳鼻咽喉科の知識を活かして、「高圧および低圧環境下における内耳障害」を学位論文のテーマにしました。大学院修了時に医学博士号を取得し、東京医科歯科大学医学部の公衆衛生学助教(当時は助手)に採用されましたが、2年後に教授選があり、私の専門と関係のない教授が新たに就任されたので、助教を辞めて、大学を離れました。
以前から法律に関心があったため、これをきっかけに弁護士を志し、耳鼻咽喉科の外来をしながら、司法試験予備校の通信教育を受けました。2度受験したものの、全く歯が立たなかったため、基礎から学ぶ必要性を感じ、心機一転東京大学法学部3年に編入学。卒業後1年目に司法試験に合格し、2年間の司法修習を経て弁護士資格を取得しました。
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- こんにちは。Dr.高橋です。
学生時代は二度とない青春!試験勉強だけにとらわれず、広い視野でエンジョイしてください。でもその途中、勉強で迷ったら、メックと講師の私たちを頼ってください。学びへの探求心と正しい勉強法をサポートします。そしてより良い大学生活を送ってください。