【静岡】伊東市民病院 2年目 山﨑 寛医師×1年目 松永 拓医師

2016/07/05

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伊東市民病院の初期研修では、東京ベイ・浦安市川医療センターでER型の最先端救急研修を行います。今回は、同院の初期研修医2名に、プログラムの特徴などを語り合ってもらいました。

EBM医療と地域医療を
多角的に体験できる病院へ

松永医師:山﨑先生は、どうして伊東市民病院を選んだんですか?

山﨑医師:出身が東京なのと、臨床をメインに行う関東の市中病院を中心に研修病院を探していたんだよね。東京ベイ・浦安市川医療センターの見学時に、関連病院に入職して同センターで救急研修するプログラムもあると紹介されて、関連の伊東市民病院にも見学に来たのが最初の経緯だね。
その時、研修医1年目に日勤、当直と付いたんだけど、上級医にしっかり発言やプレゼンをしていて、上級医からのフィードバックもきちんとあって、しかも楽しそうな温かい雰囲気だったのが印象的だったね。コメディカルや事務スタッフも気さくに声をかけてくれて、アットホームな病院だなぁとも感じたよね。
研究や論文などの根拠に基づいたEBM医療を行っている教育的な病院の東京ベイと、伊豆半島で2次救急の地域医療を担う伊東市民病院で多角的な臨床体験ができることが、本当に魅力的だったというのが最初の印象かな。

松永医師:僕は6年の夏に見学に来たときに山﨑先生に付いて、CPCのシミュレーションなどをテキパキやられていて、同じプログラムで研修をすれば力が付きそうだと感じました。東京ベイで学んだEBM医療を、市中病院の地域医療に活かせるスタイルにも惹かれました。僕は静岡市の出身で、当時、将来的には静岡県に戻る予定でした。初期研修を静岡県でするか、他県でするか迷っていたのですが、山﨑先生がやられていたプログラムなら両方が叶いました。

山﨑医師:僕は内陸の岐阜県で大学時代を過ごしたから、海でマリンスポーツをしたい気持ちもあったかな。見学のときに先輩に連れて行ってもらった店の海鮮料理もおいしくて、非の打ち所がありませんでした!!

松永医師:ですよね!静岡市と比べても、伊東は食べ物がおいしいですからね。

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東京ベイでの救急研修が
伊東市民での
当直ファーストタッチに活きる

松永医師:山﨑先生、1年目はどんな感じでしたか?

山﨑医師:東京ベイでの救急研修は全員共通で、それ以外も希望を出せるので、僕は1年目、東京ベイで救急3カ月、内科3カ月、外科2カ月、伊東市民で内科を4カ月研修して、とても充実した研修になったと思うよ。

松永医師:僕は、救急3カ月と内科2カ月は東京ベイになるんですが、今後、ICU管理も学べたら良いなと思っています。

山﨑医師:そうそう、伊東市民病院でする12カ月の研修以外は『地域医療振興協会』に所属している他の病院での研修も可能だから、それぞれの特徴に合わせて選べる研修プログラムが魅力的だよね。

松永医師:僕は患者さんの背景やそれぞれのドラマを含めて診察できる医師を目指してるので、それぞれの病院でいいものを吸収したいですね。

山﨑医師:東京ベイでのER型救急では、入院後は他科が患者さんを担当するけど、伊東市民では研修医はファーストタッチで診察した患者さんを退院まで診るし、その中で入院後、患者さんと会話を重ねることが重要になるから、患者さんに寄り添う力もつくと思うよ。
それから、うちの病院では血液培養を医師が行うし、挿管当番もあるから、CVや腰椎穿刺とか手技もたくさん体験できて、1年でどんどん力が付くよ。
教育的&臨床的な
2タイプのフィードバック

松永医師:東京ベイと伊東市民の研修教育はどう違いますか?

山﨑医師:東京ベイでは、エビデンスに基づいた教育的フィードバックで学んで、伊東市民では、月曜と水曜の夕方に行う『振り返り』で臨床で迷ったり、悩んだりしている症例を話し合って、初期診療を系統立てて考える力が身に付いていく感じがあるよ。

松永医師:誰が参加するんですか?

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山﨑医師:内科系の医師と初期&後期研修医が参加するんだよね。伊東市民病院にも東京ベイの藤谷茂樹前センター長や他のドクターが参加する日があるんだけど、雰囲気はアットホームで、コンサルトしやすく、臨床に直結したプレゼンの良い機会になるよ。
そういえば、1年目の7月に東京ベイから当院に戻ってきた直後に、意識障害とけいれんで来院した患者さんを上の先生とチームで診たことがあって。CTとMRIを撮って、腰椎穿刺も行って、色々調べたんだけど、全然病名がわからなくて。そんなときに、振り返りで話し合ってたら、病院長が「パラネオ(傍腫瘍性神経症候群)ではないか?」と言ったので、鑑別に入れて、再び調べたら、結果的にパラネオだったことがあったんだよね。

松永医師:情報を共有し、答えを導き出すこの病院独特の『振り返り』の場があるのは心強いですね。

東京から1時間半のリゾート地!
研修中も院内温泉で心身リフレッシュ

松永医師:伊東は東京まで意外に近く、日帰りで行き来ができますよね。

山﨑医師:確かに!高校時代の友だちに誘われて、土曜日の夜に飲み会に帰ったこともあるくらい、遠さは感じないね。

松永医師:病院が新しくてきれいなのも魅力ですよね。

山﨑医師:院内にある職員専用の温泉は、朝の掃除時間以外は24時間入れるから終業後、上の先生や後輩とよく入るけど、心身共に癒されるよね。それに、伊東は海の幸もおいしいしね。

松永医師:山﨑先生と一緒に入りましたね!!

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山﨑医師:職員用のトレーニングマシンもあって、体を鍛えようと思ってシューズとプロテインを買ったんだけど、まだマシンデビューはできてないんだよね!

松永医師:トレーニングマシンは僕もぜひ、使いたいです。

山﨑医師:悔やまれるのは、1年目のときにもっとダイビングに行けば良かったと!

松永医師:僕の同期は4月の入職後すぐにサーフィンに行ってました。僕もダイビングをやりたいので、ぜひ一緒に行きましょう。

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――大学時代にやっておけば良かったと思うことはありますか。

松永医師:英語ですね。東京ベイの先生たちが、わからないことを「UpToDate」で調べているのを見て、そう感じました。東京ベイには外国人の患者さんが多いことでも、英語を勉強しておけば良かったと思いました。山﨑先生は、どうされていますか?

山﨑医師:僕も気になったことは「UpToDate」で調べます。僕の場合、親の仕事の関係でイギリスに住んでいた時期があるため、英語には抵抗がありませんが、英語力をつけるには本で学ぶより、街で出会った外人さんなどと直接話すのが一番だと思います。

松永医師:東京ベイの先生も同じことを言っていましたね。

――リフレッシュ法を教えてください。

松永医師:東京ベイの最寄り駅の浦安から都心の大手町駅まで東西線1本、15分と近いので、東京のおいしいものを食べに行ったりします。

山﨑医師:院内にも温泉がありますが、休日は同期と景色の良い露天風呂や、夏は砂浜がきれいな白浜や弓ヶ浜へドライブをし、おいしい物を食べて帰ります。後輩に一度は行ったほうが良いと勧めているのが、リフトで行ける小高い大室山です。伊東が一望できますよ。

松永医師:伊東での研修が始まったら、ぜひ行きたいです!

(2016年7月掲載)